サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導員/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
今も昔も定番の遊び「鬼ごっこ」!
私の担当している保育園やサッカースクールの幼児クラスでもとても人気で、毎回のように「鬼ごっこしたい!」と言ってきます!
そんな鬼ごっこですが、皆さんはどういった視点で子どもたちを見ているでしょうか?
鬼ごっこで見た方が良いところとは?
鬼ごっこと聞くと
- 鬼から逃げれたか?
- 一度も鬼にならなかったか?
- 鬼はたくさんの人を捕まえることができたか?
- 鬼になってもすぐに別の子をタッチして鬼を交換できたか?
などに目がいってしまうことが多いと思います。
しかし、そういうところに目がいってしまうと、発育が早い子や足が速い子、身体能力が高い子ばかりに注目が集まってしまいます。
もちろん足が速いことやすばしっこいなどの身体能力を見ることも大切ではありますが、それよりも「どう考えて、どう動いているか?」が重要であると私たちは考えています。
例えば、逃げる子であれば
- 常に鬼から離れたところに位置取りをしている
- 常に鬼を見て鬼の動きに対応している
- 鬼の標的にならないように存在を消している
などがあります。
また鬼の場合であれば、
- 鬼になった瞬間にすぐに切り替えてタッチをしにいっている
- 相手の動く場所を予想して追いかけている
- タッチしやすいように相手を追い込んでいる
などです。
考えや行動の部分を見てあげよう!
これらの子どもたちの「考え」や「行動」の部分に焦点を当てると、足があまり速くない子でも逃げることができていたり。
鬼に捕まってしまったとしても鬼から離れるように動いていたり、鬼を常に見ながら逃げていたりと子どもたちのいろいろな考えや行動を見ることができます!
それらの部分が見えるようになることで、「鬼に捕まらないように常に鬼から離れていて(*考えや行動の部分)良かったよ!」などと具体的に褒めることができ、子どもたちも「何がどう良かった!」と分かるようになってきます。
そしてそれらの考えや行動を褒められることで、子どもたちも自信がつき、様々な場面でも「考える」ということを行うようになり身についてきます!
「考える」ことが身につくと
そういった「考えること」を幼い頃から身につけることができれば、後々成長して体が大きくなったり、足が速くなったりした時にはさらに有利になります。
また「どうやったら勝てるのか?」「どうしたら上手く行くのか?」などを考えることができ、鬼ごっこだけでなく他の運動やスポーツだけでなく生活の中でも様々な工夫や挑戦をすることができると思います!
指導者として、子どもたちの身体能力の部分だけでなく、子どもたちの「考え」という部分にも目を向けていきたいですね♪