サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
夏休みが終わりに近づき運動会が迫っている小学校や保育園、幼稚園も多いのではないでしょうか?(今は5月など早い時期に行う学校もあるそうですが。。。)
そんな時期ですので、
「うちの子足が遅いな。。。」
「どうやったら足が速くなるのか分からないな。。」
「運動会のかけっこ競争で負けないか心配だな」
など子どもの足の速さについて保護者や先生方も悩むことが多いのではないでしょうか?
そのお悩み、ある方法で速くなるかもしれません!
子どもたちの足が遅い原因は?
まず、子どもたちがなぜ足が遅いのかの原因を知ることが大切です。
子どもたちの足が遅い原因として多いのが、
- 前に進む推進力がない
- 走っているときにバランスが崩れフラフラ走っている
- 足の回転が遅い
- 腕を振っていない
などではないでしょうか。
今日はこの1と2の問題を解決する際にオススメである「ケンケン」をご紹介したいと思います!
なぜケンケンが良いのか?
実は、走る動作というのは、片足動作の連続になります。
その片足動作時でバランスが悪いと走っている時に転んでしまったり、フラフラとブレながら走るため、前に進む推進力がでずスピードにのれなかったりします。
皆さんもご存知かと思いますが、ケンケンは片足でバランスをとりながらジャンプをして前に進む動作(または、その場で片足ジャンプをする動作)になります。
そのため、片足動作時のバランス感覚や支持力、前に進む推進力を養うのに「ケンケン」はとても重要な動作になります!
ケンケン遊びの方法とは?
それでは、その方法についてウォーミングアップなども含めてお話ししたいと思います。
- 片足立ち(左右 10秒〜20秒づつ)
- 片足立ち足振り(左右10回づつ)
- その場で片足ケンケン(左右10回)
- ケンケン競争
まず、ウォーミングアップとして片足立ちを行います。ここでは動いていない状態でのバランス力を養います。
次に、2の片足立ち足振りでは、片足でバランスを取りながら反対の足を前後に振り、動きながらの片足でのバランス力を養います。(前後に振っている足に引っ張られて転んだりバランスを崩さないようにします)
3番目の「その場で片足ケンケン」では、ジャンプ時のバランス力を養います。この時に地面い足が着いている時間を短くするように「速くいっぱい跳ぼう」と声かけをすると良いです。
最後に、ケンケン競争で前に進むための推進力を養います。
ケンケン競争は、かけっこと同じように、スタートとゴールを決めて子ども同士で競わせます。
始めは、上にジャンプをしながら進む子が多いと思いますが、競わせることで、「どうやったらお友達に勝てるのか」を考えるようになり、上にジャンプをしながら進むのではなく、「斜め前にジャンプをしたら速くなる」と気づく子がでてきます。
*上にジャンプをして進む子が多く、時間がない場合や方法をすぐ教えたい場合は「前に大きく!速く!ジャンプをしてみよう!」と声かけをしたり、「ゴールまで◯歩でゴールできるようにしよう!」と声かけを行うと前にジャンプをするようになります。
このように、ケンケンでの遊びで前に進む推進力を身につけたり、バランス力が向上できればだんだんと足の速さにも変化が出てきます!
ぜひ、子どもたちの遊びの一部として取り入れてみてはいかがでしょうか?