サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
たくさん走って速くなってほしいのに。。。
運動会前になると保育園や幼稚園でもかけっこの練習を行うと思います。
しかしそんな中で、子供たちが
- かけっこだけだとすぐに飽きてしまう
- すぐ疲れたという
- 一生懸命走ってくれない
などの悩みをもつ先生方や保護者の方も多いのではないでしょうか?
たくさん走って速く走れるようになってほしいのに、そもそも走ることをしないとなると頭を抱えてしましますね。
すぐ飽きたり、疲れたりする原因
かけっこの場合、お友達と競争をすることが多いと思います。
お友達と競争をすることで「あの子に勝つぞ!」「あの子に負けないぞ!」と言った気持ちが子供たちに生まれて一生懸命頑張ったりする子もいると思いますが、中には「どーせあの子の勝てないから。」「どーせ足遅いから」と言って一生懸命走ることをしない子もいます。
そのため、何度も同じようにかけっこで競争ばかりしているとすぐに「飽きた」「疲れたと」なってしまい、次第には走ることさえ嫌いになってしまうかもしれません。
もしくは、そもそも「走ることが嫌い」ということもあります。
このような場合には、一度「お友達との競争」から離れ、走ることが楽しいと思えるようにすることが良いと思います!
ボールを使って楽しくダッシュ!
その遊びとは、「ダッシュでボールキャッチ!」です。
遊び方はいたってシンプル!
- スタートとゴールを決める!(距離は20m〜30m)
- スタートとゴールを決めたら、スタートの位置に子供たちをスタンバイさせる
- 子供たちをスタンバイさせたら、先生はスタート位置の横にボールを持ってスタンバイする。
- スタンバイが完了したら、先生は「よーい!ドン!」の合図でゴールに向かってボールを転がす。
- 先頭に並んでいる子は「よーい!ドン!」の合図で走り出し、ボールがゴールに着くまでにキャッチする!
- ボールがゴールに着くまでにキャッチできたら子どもたちの勝ち!キャッチできなかったら先生の勝ちとする!
この時、ボールを転がす人は、初めは遅めのボールを転がしていき、徐々に速くしていくと良いです!
もちろん、スピードの調節が難しいので速くなりすぎたり、遅くなりすぎたりもあるとは思いますが、その時は次回転がす時に調整をすることを心がけてください。
ダッシュでボールキャッチの良い点
この遊びの良い点は、
- ボールを追いかけるということで子供たちが興味を示すこと
- ボールをキャッチするために自然と一生懸命走ること
- 先生が子どもたちの速度に合わせて調節でき、キャッチをする達成感や自信を得やすい
などがあります。
このようにボールを使うことで、「いつもと違う」というのが子供たちの脳に刺激になりますし、子供たちも興味を示し楽しんで行うようになります。
また、「かけっことダッシュでボールキャッチと鬼ごっこ」といろいろな遊びを組み合わせながら子供たちが楽しんで「走っている」という環境を作ってあげることで走る回数が増え、自然に走るのも速くなっていくと思います!
そう考えると、サッカーや野球などボールを追いかけるスポーツは自然と走るのも速くなりますね♪
時には「腕を振って走ろう!」「体まっすぐにして走ろう」ときっちり指導することも必要ですが、遊びの中で自然と子供たちが速く走れるようになると良いと思います!
子供たちがなかなか積極的に走らないな。。。と感じたら、ぜひ試してみてください!
*他にも様々なバリエーションがありますがそれは次回のご案内にしたいと思います!
自然と走るサッカーでダッシュ力アップ!
保育園でできる運動遊び教室「アミーゴ」