サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
鬼ごっこが大好きな子どもたち!
私の担当している園では、「鬼ごっこ♪鬼ごっこ♪」と私に鬼ごっこがしたい!とアピールをしてきます。(不思議とどの園に行ってもそのリズムが一緒なんですよね。笑)
しかし、子どもたちの鬼ごっこを見ていて
- 周りが見えてないな。
- 鬼を見ずにすぐ捕まっているな。
- ぶつかりそうでケガをしそうだな。
と思うことはないでしょうか?
鬼ごっこでは、様々な方向から鬼が追いかけることで子どもたちも入り乱れ、ぶつかったり、転んだりしてしまうことも多くなってしまいます。
そんな時に、ケガの発生を少なくするためにも段階を経ることが大切です!
ケガの発生を少なくするための段階とは?
【ステップ①鬼から逃げる!と言う感覚を身につける】
まずは、鬼から逃げる!と言う感覚を身につけるために、鬼は一方向から追いかけるようにします。一方向からゆっくり追いかけることで子どもたちも逃げやすく、ぶつかることや転ぶことも少なくなります。
慣れてきたら少しづつスピードを出しても良いでしょう!
【ステップ②鬼を見ているか確認しよう】
次は、一方向から追いかけながら止まったり、急に動いたりして
「鬼の動きに合わせて動いているか?」
を確認しながら追いかけてみましょう!
慣れてきたら、止まった後に反対方向から追いかけてみたり、真ん中から追いかけてみても良いです。
*この段階までは、スピードの調節や方向転換などのタイミングが難しいので先生や保護者が鬼をすることが良いでしょう!
【ステップ③周りを見ているか確認しよう】
ステップ③は、鬼ごっこではないですが、「周りを見る!」「色んな方向から人が来る!」と言うのを感じてもらう遊びになります。
方法としては、
- 10mほどの四方の四角形のコートを作ります(*人数によって変更します)
- 対面する辺に子どもたちを立たせる(2方向からのスタート)
- 笛の合図でスタートし、ぶつからないように反対の辺に進む(これを繰り返す)
- 慣れてきたら、4つの辺に子どもたちを立たせる
- 笛の合図でスタートし、ぶつからないように反対の辺に進む(これを繰り返す)
この遊びを行うことで、子どもたちは「色んな方向から人が来ることもある!」ということを知ることができます。
ここまで、来たら鬼を子どもにしたり、鬼がジグザグに追いかけても良いと思います!
その他にも、鬼ごっこをする前に「転んだ時に手をつく動作のある遊び」を入れておくのも良いでしょう!
楽しく遊ぶ前に、まずは身を守れることが大切だと思いますので、ケガに注意しながら楽しく遊べるよう気をつけていきたいですね!
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