サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/
知念 悟
みなさんこんにちは!サンビスカス沖縄のサトルです!
今回のブログは、僕が実際の現場指導を通して大切にしていることや意識していることをお話したいと思います。
コーチ(coach)とは?
私は、サンビスカス沖縄の中で保育園の巡回指導(通称アミーゴ)とサッカースクールを主として活動しています。
アミーゴでは、「楽しみながらの運動神経や身体能力の向上や協調性を養う」
サッカースクールでは、「サッカーの上達」や「スポーツを通した心の発達」
などの成果を保育園の先生や保護者の皆様は期待されていると思います。
もちろん他にも、自主性や自信、挑戦する姿勢など、子ども達に身につけてほしいことがたくさんあると思います。
じゃあ教える立場で、先生やコーチと呼ばれる僕らにできること、大切にするべきこと、コーチとは?について考えてみました。
辞書によるとコーチ(coach)とは、
- 運動競技の技術を指導すること。
- 相手が定めた目標を達成できるようコミュニケーションによって手助けする専門家。
といった意味があるそうです。
コーチとは、技術を指導する指導者のイメージが強かったので、目標を達成できるようにコミュニケーションによって手助けすることがコーチの重要な働きのひとつなんだと感じました。
子ども達が大人になっていく上で、目標の達成に向けて頑張れることは、とても大切な能力だと思います。
目標を達成できるような環境
私たちが、運動神経の向上やサッカーの上達を願って取り組んでも、子ども達がそこへ向かう気持ちがなければ良い成果は見込めません。
また、限られた時間の中で子ども達が、アミーゴの巡回指導の時間やサッカーの時間に対して、どのようにして取り組むかが大切になると思います。
ですが、環境や雰囲気作りは、教える私たちが先頭になって作り上げていくものだと思います。
例えば、厳しい環境での指導だとした場合、コーチに威厳が出るため、子ども達はコーチ達の話を聞いてくれると思います。怒られたくないですからね。
でもそれだと、常にコーチの顔色や発言に気にしてばっかりの時間になってしまう恐れがあります。
僕が小学時代に通っていたバレー部の監督がとても厳しい方でした。
毎日怒られないように部活の時間を過ごしていた記憶が残っています。
厳しい環境のおかげで、選手としては賞を頂けるような選手になりましたが、進学した中学校では、次の”楽しい”を求めて違う部活動に進みました。
厳しい環境で過ごしていく内に、バレーボールという種目自体が、少し嫌いになってしまっていた。と、今教える立場になって思います。
指導を通して、体を動かすことやそのスポーツが嫌になってしまうと、保育園の先生や保護者の皆様が期待している成果は得られにくいはずです。
大切にしていること。意識していること。
アミーゴやサッカースクールでは、良いプレーに対してはできる限り褒める意識がけをしています。
「さっきより上手にできていたね!」「今日はたくさん頑張っていたね!」「いまのパスよかったよ!」「ナイスシュート!」
と良いプレーには、その子ひとりに対して伝えるようにしています。
もちろん、良くない行動をした際には、注意をしなければならないときもあります。
ただ現場の指導を通して感じたことは、子どもの名前を呼んで、目を合わせて褒めてあげると子ども達は、嬉しそうに目を輝かせながら取り組んでくれます。
自分が出来る声かけひとつで、子ども達が運動の時間を楽しみにしてくれたり、サッカースクールに行くことを楽しみに感じてもらえる子をひとりでも増やすのが、指導において大切な役割のひとつだと思っています。
そして楽しそうにしている子は、いろんなことに対して、積極的に頑張ってくれます。
子ども達も、褒められて出来た成功体験が、自信に繋がって、また違う目標に向かうきっかけになってくれればと思います。
子ども達ひとりひとりと向き合って、子ども達のキラキラした目を引き出してあげたいです。
目標を達成するために、楽しんで取り組めるような人になってもらえるように手助けできれば嬉しいです。
これから指導経験を重ねると、指導法や接し方も変わることもあるかと思いますが、子どもが楽しい!と思える環境作りは忘れずに取り組んでいきたいと思います。