人と人を結ぶ心の距離

サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/

 

知念 悟

 

先日、開催した「大人のバレーボール教室」で素敵な出来事があったんです!

 

その日、参加してくれていた20歳前後の若い男の子が、受付をしている僕の方に近づいてきて、

 

「実はボク、小学生の頃にサンビスカスのサッカースクールに通っていたんです!」

 

と話かけてきてくれました。

 

 

「その頃はお世話になりました!」

と笑顔で伝えてくれる彼を見て、サンビスカスで過ごした期間が良いものだったのだと思い、クラブに対して誇らしく嬉しい気持ちになりました。

 

 

さらにそこから数日、こんなこともありました。

 

 

その日はサッカースクールの奥武山校の日で、子どもたちが来るのを待っていると、数ヶ月前までスクール生だった子と会い、あつきコーチが仲良く話し合う姿があり、

 

僕は幼児クラスを受け持っているため、その子との関係性は深くないのですが、あつきコーチと話しているその子の様子はとても楽しそうでした。

 

バレーボール教室に参加した彼も、卒業したスクール生も、クラブから離れたとしてもクラブを忘れずに話しかけてくれることは、とても素敵なことで心が温まる出来事でした。

 

 

近づき、離れる心の距離

 

よく他のコーチからも「この前、卒業した○○に声かけられて話したよ!」と耳にすることがあるのですが、この出来事って当たり前じゃないのでは?って僕は感じるんです。

 

 

僕は小さな頃から、いろんなスポーツができる方がカッコいいって考えていて、様々なスポーツを経験してきました。

 

飽きっぽいというよりも、「次はこれにチャレンジしてみたい!」という好奇心が勝ってしまうという感じです。

 

そのおかげもあって、バレーボール教室や卓球交流会、バドミントン交流会のときも、参加者された方に、ある程度の指導や練習相手として素人ながらも上手く教えることができていると思います。

 

ただ、様々なスポーツを経験してきた人生には、ひとつ問題がありました。

 

それは人間関係でした。

 

どうしても部活を変えた際に、僕は以前の仲間には顔を合わせにくい。

こちらからは声をかけにくい、、、

 

そんな気まずさがありました。

 

 

少し前までは、いつも一緒にいて、仲良く過ごしてきた仲間なのにです。

いや、今思うと仲間だったからかもしれません。

 

 

僕の中では、前向きに次の部活で頑張ると決めて行動しているのですが、きっと心のどこかに、辞める行動に対して、後ろめたさ、罪悪感、そんなものを感じていたのでしょう。

 

 

そのため、学校などで前の部活の仲間と会ったとき、どんな言葉をかけていいのかわからなくなり、言葉が見つからなくて、話かけにくくなっていました。

 

 

同じ部活で一緒に頑張りながら近くにあった心の距離は、辞めた途端に、とても遠くなっていたのです。でも、遠ざけていたのは、勝手に気まずいと決めていた僕自身の方です。

 

なぜなら、辞めたメンバーは前と変わらない態度で今度は『ともだち』として接してきてくれたからです。

 

その優しい接し方に、こちらからはどう話して良いかわからない僕は救われていました。

 

 

辞めるのではなく卒業。

 

サンビスカスではスクールを辞めていく子どもたちに対して、クラブとして「卒業」という言葉、考えを持って子どもたちを見送ります。

 

今後の活躍も応援しているという想いが込められている言葉なのですが、様々な部活を渡ってきた僕からすると、この「卒業」って言葉は素敵だなと思います。

 

 

「辞めた」っていうと、どうしてもマイナスなイメージになりますが、それが「卒業」と言われると、次のステップに進もうという前向きな気持ちになりませんか?

 

 

少なくとも、「卒業」という言葉に罪悪感はまとわりつくことはないように思えます。

 

 

そして卒業生には、「オリジナルマグカップ」を担当コーチからプレゼントしています。サンビスカスでのいい思い出がこのマグカップを使うときに思い出すと嬉しいなと願いながら制作されました。

 

楽しかった日々に加え、「卒業」という言葉や「マグカップ」で繋がる心のそばにいる様に感じる距離感が、離れた人間も気軽に声をかけたくなるのだと思いました。

 

 

・サンビスカスとの思い出は楽しいことばかり

・サンビスカスとの日々が成長させてくれた

 

 

直接言われなくても、いまはそう思われなくても、いつか振り返ってみたときに子どもたちが自分自身で感じてくれたら、とても幸せなことだと思います。

 

 

バレーボール教室の彼も、卒業したスクール生も、サンビスカスの日々をそう感じたので笑顔で話しかけてきたのだと思います。

 

 

僕自身も卒業していく子どもたちに素敵な思い出として感じて欲しいので、今いるスクール生との時間をもっと大切にして過ごして行ければと思います。

 

また、卒業していくスクール生に対しても、変わらない優しさを与えてあげらる人になって欲しいと伝えていきたいと思います。

 

そこに救われる人間がいることを僕は知っているからです。

 

 

そして今後も卒業生の心の中に親しみを感じさせる温かみのあるクラブで在りたいなと改めて思いました。

 

 

いつか街中で、サトルコーチ〜(^^)と卒業生から笑顔で声かけられる日を夢見て新年も頑張っていきます!

 

皆様も素敵な年末年始をお過ごしください。

 

なぜ消極的で運動が苦手な子がたったの1年で園のリーダーになり運動会のアンカーに選ばれたのか?

詳細は、こちらからご覧ください。

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◯サンビスカス沖縄サッカースクール

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