サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
先日、ある保育園の先生から本をお借りして読む機会があり、本を読むことで僕らが行ってきた運動遊びのあるメニューの新しい発見をすることができたので、今日はそれをシェアしたいと思います。
僕らがアミーゴ(保育園・幼稚園の巡回指導)やサッカースクールで良く使用する道具に
「マーカー」
というものがあるのですが、そのマーカーを片付けるときに、綺麗に見えるように同じ色同士でまとめてから片付けるようにしています。(←こういう所はA型が出てますね。笑)
そうやって僕が、それぞれの色ごとに分けながら片付けていると、それをキラキラした目で「やりたい!」とアピールをしてくる子供達がいます。
正直最初は、
「片付けを手伝ってもらっている」
という感覚でしかなかったのですが、
そんな作業も子どもたちは、
「赤はこっち。」
「青はこっちだよ!」
と言いながら、笑顔で楽しそうに片付けをしてくれます。
そうやって楽しんで行っているので、なぜこんな作業を楽しそうにしているのか?理由は分からなかったのですが、子供達が楽しいのであれば!と思い、応用して「マーカー集めゲーム」として遊びとして行ったりもしています。
もちろんただ子供達が楽しいからというわけではなく、
- 動きながら考える
- 色の区別をする(色を覚える)
- 素早く動く(取りに走る)
- マーカーの掴み方(集め方)を工夫する
など、子どもたちに身につけてほしい。ということもあり行っているのですが、
その本を読んで、
「なぜ子供達が楽しそうに取り組んでいるのか?」
「この時って、子どもたちの中ではこんなことが起きているのか?」
という新しい発見をすることができました。
「知性」を働かせる!
そのお借りした本とは、
「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」
という本(マンガ形式でとても読みやすいです)で、
モンテッソーリの幼児教育について書かれた本です。
その本の中で、「知性」という言葉が出てくるのですが、
知性の原点は「区別すること」だと書かれていました。
ネットで「知性」と調べると、
物事を知り、考えたり判断したりする能力。
と書かれているのですが、
その知性を働かせる際に、まず最初に行うことが
「区別すること」
と本の中で紹介されています。
そうやって区別をして、2つに分けることを「分析」と言い、
分けたものから、同じものを集める(集合)
集めたもの同士を比べる(比較)
分けたものや同じ種類にまとめたものを合わせる(対応)
といったことを行っていくそうです。
そうやって、手を使って
- 分けたり
- 集めたり
- 比べたり
- 合わせたり
している時には、知性を働かせているということなのです。
そうやって知性を働かせることで、
新たな何かに気がつくことができ、それが楽しくなり、楽しいから「主体的」に活動ができるようになる。そして夢中になる。
と書かれていました。
この部分を読んだ時に、
「あれ?これってマーカーの片付けやマーカー集めゲームにも繋がることなんじゃないか?」
と思ったわけです!
なぜなら、マーカーのお片付けやマーカー集めゲームには、
- 色ごとにマーカーを分ける(区別)
- マーカーを同じ色同士で集める(集合)
- どの色のマーカーが多いのか?大きさは違うのか?(比較)
など、知性を働かせる要素が含まれているからです。
だから、子どもたちは大人から見ると単純で簡単そうに見えるゲームや作業も楽しんで夢中になってできるんだな!ということを知ることができました。
また、これまでは先ほど上記でお伝えしたように、
・動きながら考える
・色の区別をする(色を覚える)
・素早く動く(取りに走る)
・マーカーの掴み方(集め方)を工夫する
ということを考えてマーカー集めゲームを行ってきましたが、
それだけでなく、この時に
「子どもたちの中で知性が働いている」
という新しい発見、新しい考え方をすることができました!
これからも遊びを通して、運動能力の面だけでなく、子どもたちの知性の成長にもアプローチしていけるように頑張って行きたいと思います。
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