サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
「今日は、○○のゲームをやってシュートを決めるイメージをしてきたんだ!」
スクールが始まる前に僕にそう報告してくれたK君。
K君は、幼児クラスからサッカーを続けてくれており、現在3年生!
長い間K君の成長を見守ってきましたが、そんなK君が急激に成長したな!上手になったな!と思う瞬間がありました。
そのきっかけは何なんだろう?何が要因となって急に上達したんだろう?と思い、K君や保護者の方と話しをしていると、その要因が「イメージ力」にあるのではないか?というところに辿り着きました!
実は、K君は、サッカーのゲームも好きで、ゲームやTVで見た好きな選手のゴール後の喜び方をマネしたり、好きな選手のマネをしたりしており、ちょうどその頃から動きが凄く変わってきました。
最初は、スクール前や休憩中に「○○選手の喜び方」というような形でマネをするだけだったのですが、ある時から
「試合でシュートを決めてゴールシーンのマネをする!」という風にモチベーションが変わり、その頃からゴールを決める回数も増えていきました。
そして先日。
「今日は、○○のゲームをやってシュートを決めるイメージをしてきたんだ!」
という報告があり、実際に試合の時には、ゴールを決めるような動きを何度も繰り返し行っていました。
これまでは、試合中でも「ぼーっと」する機会もありましたが、この日のK君は全く異なり、頭の中の
「シュートを決めるイメージ」
を実現させるべく、その動きを何度も行っているように見えました。
イメージにも2つの種類がある
さて、ここまでイメージ力というお話をしましたが、イメージ力といっても大きく分けて2種類あると思います。
一つは、見本となる動きを頭にイメージしてマネをする。といった「体の動かし方」のイメージです。
見本のマネをするだけでなく、自分のイメージ通りに体を動かせるかというところがとても大事なポイントなのですが、
「どう体を動かすのか?」
というイメージがなければ動かすことも難しくなります。
そのため、プロや上手な人のプレーを見たりすることでその動きをイメージすることができるようになります。
次に、相手や状況をイメージする力です。
例えば、ドリブルの練習をする時に、相手をイメージして相手をかわすつもりでドリブルの練習をするのとしないのとでは、練習の効果も変わってきます。
相手が何人いて、どのようにボールを取りに来ているのか?といったことをイメージしながら練習ができるとさらに良いと思います。
これらの2つのイメージですが、実際に見たり、聞いたり、体験したりすることで身についていきます。
そのため、K君のようにサッカーのゲーム見たり、体験したりすることも良いですし、実際にサッカーの試合をTVで見たり、実際にプレーをして経験していくとよいでしょう。
サッカースクールでも
- 自分のイメージ通りに体を動かす!
- どんなイメージを持って動くのか?
ということを伝えながら、子どもたちとサッカーを楽しんでいきたいと思います!