サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
私たちは、日々の指導の中で
- 自分から話かけられなかった子が話しかけてきた
- 「パス!」と呼ぶようになった
- ボールを自分で奪いに行くようになった
- ドリブルのスピードが少し速くなった
など子どもたちの成長を感じています。
それが、目に見えないようなほんの少しの変化、スモールステップ(小さな成長)だとしても子どもたちは日々少しづつ成長しています。
そして、それを積み重ねることが「大きな成長」に繋がります!
ある男の子の成長!
先日、特にそのように感じる出来事がありました。
A君は、年中さんの頃からサッカースクールに通い始め、今年で5年目。
幼稚園や小学校1年生の頃は、試合をしてもなかなか点を決めることができず、積極的にプレーをする場面もあまり多くありませんでした。しかし、日々のスクールやサマーキャンプなどに参加することで、少しづつ少しづつスモールステップを繰り返していきました。
2年生になると、少しづつサッカーの技術もついてきて試合でも点を取ることもが増え、また積極性も増していき自分でドリブルを仕掛けたり、パスを呼んだり、ボールを奪いにいくことも増えて来ました。
そして、今年3年生になったA君は大きな成長を見せてくれました!
A君の通うクラスは、小学校1年生〜小学校5年生までおり、試合をする際には高学年クラスと低学年クラスに分かれて試合をします。
人数の関係上2年生は高学年クラスに入れることもあったのですが、この頃は、自分のプレーに自信がないのか「どっちのクラスで試合したい?」と聞くと「低学年クラスが良い。」と言っていました。
3年生になってもしばらくは低学年クラスで試合を行なっていましたが、先日「どっちのクラスでやりたい?」と聞くと「高学年クラスでやりたい!」と自分で言い、点こそ取れなかったもののお兄ちゃん達を相手にボールを奪いに行ったり、パスを呼んだり、シュートを狙ったりと積極的にハードワークをしていました!
決して、「低学年クラスでやりたい」と言う気持ちが悪いと言うことではなく、低学年クラスで試合をすることで本人なりに少しづつ自信をつけてきたんだと思います!
それも、スモールステップなんです♪
「今日、高学年クラスでやったけどどうだった?」と聞くと、「楽しかった!」と笑顔で答えてくれ、「別のクラスを体験したい!」と言うことで、翌日も別のクラスの体験に来てくれました。
すると、昨日よりもさらにハードワークでこれまでになく積極的にプレー!
私も子ども達に混じってゲームをしましたが、私に対しても積極的にボールを奪いに来たり、私のパスコースを防いだりと動きがとても良くなっていました!(ここだけの話ですが、この子に何度もチャンスを潰されてしまいました。笑)
スクールが終わった後に保護者の方が、
「やっと。やっと。ここまできました!嬉しいです!」
と大変喜んでいました。
この子に限らず、子ども達全員が毎日成長しています。それが、目に見えないようなスモールステップかもしれませんが積み重ねることで「大きな成長」に繋がります!
今の子ども達の様子を見て「うちの子大丈夫かな?成長してないんじゃないかな?」「もっと頑張ってほしい!」など保護者の方の気持ちもあると思いますが、「子ども達も少しづつ成長しているんだ。」と思い見守ってあげてほしいと思います!
いつしか「大きく成長したな!」と感じるはずです!