サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
自由研究ってなんのために行うの?
夏休みも終盤に差し掛かかりましたが、もう夏休みの宿題は終わったでしょうか?
私は、夏休みの度に「今年は計画的に宿題をしよう!」と思っていましたが、毎年終盤に慌てて宿題をやるタイプでした。(笑)
中でも、一番苦手だったのが自由研究。。。
毎年、毎年何をして良いのか分からず、10円玉を綺麗にするためには、どれで擦ったら綺麗になるのか?という研究や色んな地域からとって来た海水で塩を作り、塩の形や味、色などを研究するという研究ばかりしていました。
ここで問題だったのは、自分がやりたくて行った研究ではなく「なんとなく簡単そうだから」ということで行っていたことです。なぜなら自由研究がなんのためにやるのかを理解していなかったからです。そのため「とりあえず終わらそう」と考えて自由研究をしていました。
小学校の先生曰く、自由研究は、【自分のやりたいことを見つけて、そのことに関して自分で調べる】ということで子どもたちの主体性を育てるために行っているそうです(諸説あり?笑)
しかし、大人になった今。
自由研究ってとっても大事なことだ!
と考えています。
なぜ、大事だと考えているかと言うと、スポーツや運動も自分で突き詰めることで研究にもなり、そういった考え方ができるようになれば自分で自分を高めることができると考えているからです。
スポーツや運動の自由研究ってどうやるの?
例えば、サッカーで「どうやったらボールを遠くまでキックできるようになるか」ということを研究の題材にしたとします。
そうした時に、
- どういう風に足を振ったら遠くまで飛ぶのか?
- ボールのどこを蹴ったら遠くに跳ぶのか?
- どんな踏み込みにしたらボールが遠くまで飛ぶのか?
- 足のどこに当てたらボールが遠くに飛ぶのか?
など、それらを自分で実際に考えて検証していきます。
それらを、
- ボールの下を蹴ったら遠くまで飛んだ
- 足を速く振ったらボールが遠くまで飛んだ
- 助走がないと遠くまで飛ばなかった
など、自分が実際に行ったことで起きた結果をまとめて発表することで、自由研究になります。
まさに自由研究もできて、自分も上手になって一石二鳥ではないでしょうか?
こうした研究で得られること!
そして、こういったことを楽しんでできるようになることが、その後の人生を有意義に過ごせるポイントでもあると思います。
なぜなら、スポーツや運動だけでなくても、学校生活や日常生活の中でも何か問題があった時に「どうやったらその問題を解決できるのか?」を考え、
「こうやったら良いのかな?」「これは違ったな!」「次はこうしてみたらどうなるかな?」
と自分で考え、行動できるようになれば、様々な問題が立ち塞がってもその問題を乗り越えることができるようにると思います!
このような考え方ができるようになれば、
- 問題の認識能力
- 考えたことを実際に行う実行力
- 難しい問題にも挑戦するチャレンジ力
- 問題の解決能力
などの能力が身につき、それらが身につくことで問題が起きても問題を解決することさえも楽しむことができると思うからです。
スクール生や保護者の方にお話を聞くと、現在は夏休みの宿題も選択することができ、自由研究は必ず行わなければいけないものでも内容ですが、「やりたいな!」「やってみたいな!」という子がいたら、ぜひ楽しんでやってみて欲しいと思います。
PS.自由研究は、保護者の方の協力も必要になると思いますが、もし子どもたちが「やりたい!」と言ってきたらぜひ、協力してほしいと思います。決して子どもたちに無理矢理させてはダメですよ?(笑)