サマーキャンプでの変化!

サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
サンビスカス沖縄恒例のサマーキャンプも無事に終わり、サマーキャンプから1ヶ月が経ちました。
キャンプ後には、毎回子ども達の成長や変化について書かせて頂いており、毎回恒例ではございますが、今回も子どもたちの成長や変化が凄かったので書いてみたいと思います。
最初は、戸惑いや遠慮もあった
T君は、今年の3月頃からサッカースクールに入会しました。私たちがサッカースクールを行なっている時にたまたま公園で遊んでおり、体験をしたのがきっかけでした。
キャンプに参加する前までは、入会したばかりということもあり、「何をやって良いのか分からない」「どんなプレーをしたら良いのか分からない」ということもあり、試合中も立ち止まってしまったり、高学年のお兄ちゃん達と試合をする時は遠慮をする場面も多くみられていました。
そんなT君が、今回のサマーキャンプに参加してくれ、キャンプ中も一生懸命に練習や団体行動を取り組んでいました。すると、キャンプが終わってすぐのスクールで早速変化が見られました。
キャンプ後の3つの変化
それは、1つは、ボールを敵から奪いにいくスピードが格段に速くなったと言うこと。
これは、もちろん走るスピードもありますが、ボールを取られた後の切り替えの早さも含めて早くなりました。
そして、もう1つは、常にボールを追いかけ続けるという、スタミナや粘り強さです。
- ボールを奪われても直ぐに奪い返しに行く。
- ゴール前にいてカウンターをされても、直ぐに戻ってボールを奪いにいく
- 「ハァ、ハァ」と激しく呼吸をしながらも立ち止まることなくボールを追いかける
ということを常に行うようになりました。
そして、最後の1つは、自分で積極的にゴールを奪いにいくようになったことです。
キャンプ前では、遠慮していた部分もキャンプ後には自分からゴールを狙いにいくようになり、高学年のお兄ちゃん達と試合をしても、常にボールを奪いにいくことができており、そのためボールまで自分で攻め込むことまでできるようになりました。
今回は、T君の成長や変化についてご紹介しましたが、他にもキャンプを経て
- 気配りができるようになった子
- 積極的になった子
- プレーが上手になった子
もおります。
子ども達の「スイッチ」が入るきっかけ
子ども達に対して、「早く上手くなってくれないかな?」「もっと真剣にサッカーに取り組んで欲しい」と思っている保護者の方も多いと思います。
そんな時に、「もっと頑張れ」「もっと真剣にやりなさい!」と言ってしまうと、時には子ども達のやる気がなくなってしまう可能性があります。
もちろん、ただ好き放題させることが良いことではありませんが、続けていくうちにスイッチが入るタイミングがあります。
言いたくなる気持ちも分かりますが、そこをぐっと堪えて、子ども達のスイッチが勝手に入る環境を作ってあげたり、そういう経験ができる所に踏み出してみるのも良いことだと思います。
そして、スクールやキャンプはきっかけでしかありません。頑張ったのは、子どもたち自身ですので、ぜひ、子ども達に成長や変化が見られた時には、思いっきり褒めてあげて欲しいと思います。
それが、きっと子ども達の自信につながり、スイッチが入るきっかけにもなると思います。