サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/
知念 悟
サッカースクールが再開され、子ども達とサッカーが出来ることを嬉しく思います!
自粛期間を通して、体力が低下しているお子さんもいらっしゃるので、無理をさせないことを僕らコーチ陣が気をつけていかなければならないと感じました。
さて今日は、以前サッカースクールで起きた出来事についてお話したいと思います。
ある日スクールでひとりの子が。
「コーチ!最近、捻挫をしてしまったので、今日は練習に参加できません。。」
と、残念そうに伝えてきました。
まず感じたのは、サッカーが出来ない状態でスクールに参加してくれることへの嬉しさを感じました。スクールを休んで安静にしててもいい状態なのに、来てくれたことが嬉しく思いました。
きっとその子にとって、サッカーをプレーすること以外にも、サッカーが出来なくてもスクールのお友達に会って楽しい時間を過ごせることに価値があるんだろうなと思いました。
話を戻すと、「捻挫をしてしまったので、サッカーの練習が出来ない」ということで、無理をして悪化してしまうのは良くないので、今日は見学をしてもらおうと僕は考えていました。
すると、りょうコーチが
「じゃあ今日は、一緒にコーチたちの手伝いをお願いしてもいい?」
とその子に提案をしてくれました。
その子も、今日はみんなの練習を見学する予定だったので、実際にプレーは出来ないけど練習に参加できる嬉しさから、こころよく「やりたい!」と返事をしてくれました。
ボールを拾ってくれたり、マーカーを片付けてくれたり、スクール生への声かけなど様々なことを自ら積極的にしてくれました!
また、他のスクール生も納得してくれて、とてもいい雰囲気でサッカーの練習を行うことができました。
任せられることの嬉しさ
本来であれば、見学をして終わった時間になっていたと思います。
もしかするとみんなが頑張っているところを見て、「自分もサッカーしたいな」とストレスを感じたかもしれません。
でも、1日コーチを頼まれたその子は、笑顔で、とてもキラキラした目で、誇らしそうに頑張っているように僕には見えました。
それは、きっとりょうコーチから、1日コーチを頼まれたことが嬉しかったんだと思います。
僕ら大人でいう、信頼している人に大切な仕事を頼まれる。そんな感覚に近かったんだと思います。任せてもらえることって嬉しいですよね。
認められた気がしたり、頼られていることが嬉しかったり、任せてくれるってことが自信へ繋がることになると思います。
その子のスクール中に見せていた行動は、自分で考えて、コーチとしての責任を果たそうとする行動でした。
自主性や積極性を養うには?
サンビスカスでは、子ども達の自主性を養うことを大切にしています。
子どもたちの話を最後までよく聞いたり、場合によっては子どもたちで正解を出すまで見守ったり、大人が気づいて注意するのではなく、子どもたちに気づいて貰えるような声かけを意識しています。
今回の1日コーチという役割を任せたことで、自分がなにをしたほうがいいのか?を自分で考えて行動した結果が、自主性や積極性に繋がったんだと思います。
子どもたちの自主性や積極性がより発揮できるように、
- 認める
- 頼る
- 任せる
といったことを声かけや指導で引き出してあげたいと感じました。
自主性や積極性が養われる、そんなきっかけ作りを僕らコーチが子ども達にどんどん与えてあげられるようにしていきたいです!
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