体を動かすのに重要な5つの感覚!

私たち人間の体には、様々な感覚が備わっており、それらの感覚を上手に使いながら体を動かし、日常生活を送っています!

様々な感覚が備わっている中で体を動かす時に特に重要となる感覚が5つあると言われているのですが、皆さんはその5つの感覚をご存知でしょうか?

シンキングタイムスタート!笑

それでは答えです!その5つの感覚というのが

  • 聴覚
  • 視覚
  • 触覚
  • 平衡感覚
  • 固有感覚

の5つです。

この5つの感覚の中の、

○触覚

○平衡感覚

○固有感覚

は、私たちが胎児の時期や乳児期など発達の初期から使われているため『初期感覚』と呼ばれており、無意識のうちに使っています。

聴覚や視覚、触覚は五感と言われ、皆さんも聞いたことがあると思うのですが、平衡感覚や固有感覚はお聞きしたことがない方もおられるのではないでしょうか?

目次

平衡感覚とは?

平衡感覚とは、主に体のバランスを司どる感覚のことです。

私たち人間は、立っている時や座っている時、運動の時なども自然と体のバランスをとっており、平衡感覚はそのバランスをとるために重要な役割を果たしています。

また、平衡感覚はバランスをとるだけでなく、固有感覚や視覚といった他の感覚と連動して、

  • 姿勢を維持する
  • 眼球運動をコントロールする

といった役割も果たしています。

揺れる車の中で読み書きができるのも、頭の揺れや傾きに対して視線を安定させる機能が働いているからだそうです。

固有感覚とは?

固有感覚は、筋肉の張り具合や関節の角度や動きを感知するような役割があり、力加減や手足を繊細に動かしたり、姿勢を維持したりするのに重要な役割があります。

この固有感覚が働くことで、自分の体位置や動きを把握することができ、自分の体が今どんな状態になっているのかを感知することができます。

感覚が発達していないとどうなる?

これらの感覚がしっかりと発達し正常に機能していれば良いのですが、中には未発達であったり、感覚が敏感すぎたり、鈍感すぎたりして運動がうまくできなかったり、日常生活にも支障が出てしまう子や人もいます。

例えば、ボールをキャッチしたり、タイミングに合わせてキックをしたり、人にぶつからないようにする時などに重要な「空間認知」という能力があります。

「空間認知能力」は、周囲の空間や状況を的確に把握するための能力で初期感覚や視覚、聴覚によって育まれるのですが、それらの感覚が発達していないと、

  • ボールを目で追いかけることができずにボールをキャッチ(キック)できない、
  • 人との距離が認識できずぶつかってしまう

といったことが起きてしまうんです。

キャッチできない。ぶつかってしまう。で済めば良いのですが、それがきっかけで怪我をしてしまったり、友人や周囲の人とトラブルになってしまうこともありますよね。

そうならないためにも、それらの感覚をしっかりと発達させたり使えるようにしなければいけないのですが、そのために必要なものが遊びや運動です。

どんな運動をしたら良いの?

例えば、平衡感覚の働きを育てるのであれば、

平均台やトランポリン、片足バランスや小さな段差からの飛び降りや線上歩きといった運動を行うと良いです。

固有感覚を育てるのであれば、鉄棒や肋木のぼり、相撲遊びなどの前身を使う運動を行うと良いです。

他にもボール遊びやポーズモノマネ、鬼ごっこや全身運動などの様々な運動や遊びを繰り返し行うことで、それらの感覚を育てることができ、だんだんとそれらの感覚が働くようになります。

ということは、やっぱり体を動かすことはとても重要なことで、特に3歳〜9歳の時期は神経系が発達しやすい時期であるため、その時期の運動経験はとても重要な役割を担っています。

これらの感覚をしっかりと育むためにも、ぜひ子どもたちにはたくさんの遊びや運動を経験をしてほしいと思います。

そして、私たちはそれをサポートできる環境を作れるようこれからも頑張っていきたいと思います。

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