東京オリンピックで原点回帰

サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/

知念 悟

 

生きているうちで、最初で最後?かもしれなかった『東京オリンピック』をあなたはご覧になられていたでしょうか?

 

 

1年の延期や史上初の無観客など様々な対応に追われたオリンピックでしたが、テレビの前で手に汗を握る日々を過ごされたことではないでしょうか?

 

 

もちろん、コロナ禍ということで、オリンピックに対して不安な思いや大変な思いをされた方もいらっしゃったかと思います。

 

 

しかし、日本テレビの藤井アナウンサーがテレビを通して伝えた、

 

 

この後、東京オリンピックが始まります。みなさんどんな思いでしょうか?感染拡大が不安でしょうか。大会前のトラブルに怒りを感じているでしょう?せっかくやるなら応援しましょうというつもりはありません。ただ、この大会に純粋な思いを、努力を注ぎ込んできた人がいます。その人たちへのリスペクトだけは忘れたくありません。

 

 

というメッセージ通り、このオリンピックに向けて人生をかけてきたアスリートの姿に感動された方も多かったのではないでしょうか?

 

 

伊藤選手と水谷選手による日本人初の卓球金メダル、13年越しの競技復活した野球・ソフトボールの金メダルにサッカーのなでしこジャパンの頑張りに男子サッカーの躍進。さらに沖縄出身の喜友名選手が空手形での金メダルもありましたね!

 

 

ここでは書い出せないほど日本人アスリートの活躍に、僕自身、声を出して応援したり誇らしく感じたオリンピックの期間でした。

 

 

その中で、オリンピックが「やっぱりスポーツっていいなぁ」と僕に教えてくれた瞬間がありました。

 

 

目次

男子サッカーの試合を夫婦で応援しているときに感じたこと

 

このオリンピック期間でたくさんの一点を争う緊張の瞬間があったのですが、夫婦で男子サッカーの試合を観ていたときの話です。

 

 

どの試合でもそうでしたが、決勝進出をかけた日本対スペイン戦。世界の強豪スペインに対して、日本は延長戦に入るほどの大接戦でした。

 

結果は延長後半にさすがのスペイン!といえる素晴らしいシュートで1対0で負けてしまったのですが、、、

 

 

その中で妻の様子を見て「やっぱりスポーツっていいなぁ」と感じたのです。

 

 

少しだけご紹介すると、僕の妻は人見知りで恥ずかしがりで大人しい性格のため、感情を体で表現するような人ではありません。

 

 

そんな彼女が、日本がシュートを外しては

「あぁぁぁぁ!!!」

と抱きかかえていたクッションをソファーに叩いて悔しがり(笑)

 

 

絶対的なピンチのシーンでは

「やばーーーーーーい!!」

と両手を天井に向けて上にあげてリアクションをしたり(笑)

 

 

感情を素直に表現する姿を見ました。

 

 

そんな妻の様子を見て、僕がスポーツに関わりたかった理由を改めて思い出させてくれました。

 

 

 

他人にどう思われるだとか、嫌われたくないだとか、様々な理由で僕らは言葉を選んだり、感情を隠して過ごさないといけないことがあるかと思います。

 

 

もちろん人間はひとりでは生きていけないと思うので、そういった配慮もとても大切な要素でもあると思います。

 

 

でもスポーツの前では、そんなことを忘れて感情を素直に表現できる魅力に僕は価値を感じています。

 

 

あなたも僕の妻のように、悔しかったときは声に出したり、嬉しかったときに感情を表現したオリンピックだったのではないでしょうか?

 

 

僕は、スポーツを通して、人の感情を豊かにできる活動がしたいなと思ったのです。

 

 

視点を変えれば、オリンピックという規模ではなくとも

僕が伺っている園でのアミーゴ(体育の巡回指導)では、最近入園した子で中国出身の子がいます。その子は、まだ日本語はほとんどわからず、英語なら少し通じるといった感じです。

 

そのため運動の内容は僕のつたない単語の英語や身振りでコミュニケーションをとってきたのですが、やはりまだ慣れない土地や知らない先生ともあって、なかなか距離が縮まらない日々を過ごしていました。

 

 

ある日、その子ができる範囲で鬼ごっこの鬼を任せたり、お手本を任せたりと、その子にスポットがあたるようにしてみました。

 

 

すると大成功でした!

 

 

言葉が通じにくいため僕がいつも以上のサポートをしながらではありましたが、笑顔でみんなの輪に入れて、いままで一番嬉しそうに運動の時間を楽しんでくれました!

 

 

終わりのあいさつをしたあとに、僕のところに走ってきて笑ってタッチを求めてきた笑顔を忘れることはないと思います。

 

 

 

言葉が通じなくても、一緒に楽しい感情を共有できるスポーツの力は、やはり素敵だなと感じました。

 

 

このコロナ禍で、僕らだけでなくスポーツに関わっている全ての業界で『スポーツは必要なのか?』そんな問いとスポーツの必要性を再確認されている気がします。

 

 

正直スポーツは電気やガス、病院など人間が生きていくうえで欠かせないものではないかもしれません。

 

 

それでもあなたの心やあなたの生活をより豊かにするためにスポーツは欠かせないものだと僕は信じています。

 

 

少なくとも、オリンピックの規模でなくとも、スポーツや僕を通して楽しそうに笑ってくれる子どもたちがいます。成長する姿を見せてくれる子どもたちがいます。

 

 

沖縄市から委託されている事業では、親子で楽しそうにスポーツを楽しんでくれる姿があります。一般の方を対象をしている事業では、久しぶりにするスポーツにすっきりした爽やかな表情を見せてくれる大人の姿があります。

 

 

これからもスポーツを通して、心が豊かになる人をひとりでも多く増やすことができればと思います。

 

 

『スポーツを通して街を元気に!』

 

クラブの合言葉でもあるように、いまこそスポーツが求められるような気がします。

 

 

こんなときだから原点回帰で頑張っていこう!そう僕に思わせてくれた東京オリンピックでした。

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