サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
かけっこやリレーなどで
「位置について。よーい。」
の合図で走る準備をすると思いますが、
子どもたちの中には「よーい!」と言っても、「ぼーっと」立っていたり、走る準備ができていない子がいます。
そして、案の定「スタート!」の言葉に遅れて反応して、
- 慌てて走り出す
- 周りの子よりも遅れて走り出す
といった場面が多く見られます。
そのため、指導をする時には子どもたちに、
『「よーい」は、走る準備をするんだよ!』
と伝えて、走るポーズを取らせるようにしています。
なぜなら、そうすることでかけっこに勝つといった「良い結果」を手に入れる可能性が高くなるからです。
しかし、かけっこやリレー、水泳などであればそのスタートの時に準備をするだけで良いのですが、
サッカーやバスケット、バレーボールやテニスなどのスポーツは、一度プレーが終わっても、直ぐに次のプレーが始まるため、次のプレーのための準備が必要になり、常に準備をしておかなければいけません。
例えば、サッカーでいえば、パスを出したらプレーが終わるのではなく、
次にパスをもらうために立ち位置を移動したり、敵にボールを取られた時のためにフォローの位置に入ったりと、様々な準備が必要になります。
もしも、これらの準備が遅れてしまうと、味方を助けることができなかったり、敵に抜かれてしまってピンチを招き、試合に負けてしまうと言うことに繋がるからです。
そういったことを起こさないためにも、「準備を早くする」と言うことはプレーをする上でも大事なポイントになるのですが、早く準備をしたら良いと言うものでもありません。
なぜなら、早く準備をしたとしても「悪い準備」をしてしまったら、悪い結果を引き起こしてしまうからです。
例えば、かけっこのスタートの時に、走る準備をしていたとしても、ガチガチに力が入っていたらどうでしょうか?
早く準備はしているけれど、良い結果には繋がらなさそうですよね?
そのため、『良い準備を早くする』ことが重要になってきます。
そして、この「良い準備を早くする」と言うのは、スポーツの場面だけでなく生活の面でも重要だと私は考えています。
例えば、サッカースクールで使うボールやシューズ、ウェアの準備を前日、または朝イチで行っておいて、学校から帰ってきたら、すぐにサッカースクールに迎えるようにしておく。
学校に遅刻したいように、目覚ましを自分でセットして、時間通りに起きる準備をする。
というように、生活の中でも良い準備を早くする意識を持つことで、余裕をもって行動をすることができ、良い結果を生むことができます。
もちろん私も自身も完璧にできているわけではありませんが、自分自身もそれで困った経験があるからこそ、
『良い準備を早くする』
と言うのは、どういった場面でも重要であると感じています。
だからこそ、私自身も意識して取り組みながら、子どもたちにもしっかりと伝えていきたいと思います!
みんなも
「自分で良い準備を早くする」
と言うことに取り組んでみてね!