サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
本格的な夏に入り「暑くて疲れがなかなか取れない」と感じている人も多いのではないでしょうか?
疲れを取るために十分な睡眠をとったり、バランスの良い食事を取るように心がけたり、適度な運動で体をほぐしたりと、いろいろな対処の仕方があると思いますが、今日は「食事」の面から お話したいと思います!
疲労回復にビタミンB群を摂取しよう!
人間の体を動かすためにはエネルギーが必要なのですが、エネルギーとして良く使われるのは、米やパン、麺類などの「糖質」です!
じゃあ、この糖質さえしっかり取っていれば良いのか?というとそうではありません。
なぜなら、このエネルギーを作るためには、「ビタミン」の助けが必要だからです!
例えば、ビタミンB1は糖質からエネルギーを作る時に必要なビタミンであり、このビタミンB1が不足してしまうと、エネルギーが作りにくくなり、運動が続けられなくなったり、疲れやすくなってしまいます。
ビタミンB1と糖質を一緒に取ることでエネルギーを作りやすくなり、疲労回復効果が高まるため、暑さで疲れやすくなるこの時期に意識してとってほしい食材になります!
そんなビタミンB1を多く含む食材としては、豚肉やうなぎ、ブリや大豆などがあります!
暑さで食欲も落ちてくるこの時期であれば、食欲増進効果のある「生姜」を使った豚の生姜焼きなどは最適ではないでしょうか?♪(食べ物の話をしていると食べたくなってきますね。笑)
このビタミンB1を含むビタミンB群(ビタミンB2、B6、B12、ナイアシン、パトテン酸、ビオチン)は、代謝ビタミンと呼ばれており、エネルギーを作る上で欠かせないビタミンとなるので意識して取るようにしてほしいと思います。
- ビタミンB2:豚レバー、納豆、卵、ブリなど
- ビタミンB6:牛レバー、鶏ササミ、マグロ、サケ、バナナなど
- ビタミンB12:鶏レバー、シジミ、アサリ、さんまなど
- ナイアシン:豚レバー、鶏ササミ、カツオ、マグロ、サバ、イカなど
- パトテン酸:豚レバー、サケ、エビ、モロヘイヤ、エリンギ、納豆など
- ビオチン:鶏レバー、イワシ、サケ、あさり、卵など
活性酸素を除去するビタミン!
そして、ビタミンA・C・Eといったビタミンには「活性酸素を除去」する働きがあります。
活性酸素とは、人が呼吸をしているだけでも発生し、運動をするとさらに多くの活性酸素が発生します。
この活性酸素が体内に増えすぎてしまうと「酸化ストレス」が大きい状態となり、体内の細胞や組織を傷つけてしまい、老化やシミの原因になったり、がんや病気の原因となってしまいます。(精神的ストレスや喫煙、紫外線や環境汚染、加齢などでも酸化ストレスは大きくなってしまいます。)
そのため、この活性酸素を除去する働きのある抗酸化ビタミン(ビタミンA・C・E)が必要になります!
- ビタミンA:モロヘイヤやほうれん草、にんじんや鶏レバーなど
- ビタミンC:赤ピーマン、ブロッコリー、ゴーヤ、レモン、イチゴなど
- ビタミンE:イカ、モロヘイヤ、アーモンド、赤ピーマンなど
特に運動を行なっている人や子どもたちは、活性酸素が多く発生してしまうため、これらの抗酸化ビタミンをより多く摂取することが必要です。
このように、酸化ストレスを小さくすることで老化を防ぐことができ、老化を防ぐことでいつまでも若く疲れにくい体を保つことができるでしょう♪
ただし、活性酸素は体内に入ってきたウイルスや細菌を退治する免疫の役割もあるので、一概に悪いものではないので、増えすぎないようにすることが大切です!
まとめ
今回は、ビタミンが不足すると疲れやすくなる?ということでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
疲れが溜まりやすいこの時期だからこそ、ぜひ意識して取るようにしてみてはいかがでしょうか?
もちろんビタミンB群やビタミンA・C・Eビタミン以外のビタミンや、その他の栄養素もバランス良く取ることが大事ですので、ぜひバランスの良い食事を意識してほしいと思います!