うるま市にあるテットウコーヒー。自家焙煎の豆を販売していて、煎れたての美味しいコーヒーが堪能できるお店です。
実はこのテットウコーヒー。サンビスカス代表の宮城が、ほぼ毎朝通うほどの「一押し」のコーヒー屋さんなのです。
そんなテットウコーヒーのオーナーである石川智史さんが、9月28日〜10月31日の期間、コーヒー生産者であるアフリカの珈琲農家さんの元へ、学びの旅へ出発されました。
その旅に出る、ちょうど一ヶ月くらい前に。石川さんからこんなお話をお伺いしました。
実はエチオピアの農園近くの村があるんですが、そこに通う子供たちが毎日サッカーをやっていたんです。ここは日本と変わらないなと思っていたのですが。
でも、ひとつだけ気になることがありました。
それは、ボールがいつもプカプカで、空気が入っていないボールなんですよね。
日本であれば、パンパンに空気が入ったボールで、思いっきりサッカーができるのですが、エチオピアには空気入れが少なく、地域の子供たちは空気のないボールでいつも遊んでいるんです。
その話を聞いたサンビスカス代表の宮城は、
「では、うちのクラブのロゴが入った空気入れを、ぜひその村の子供たちに渡して頂けませんか?」
そういって話が盛り上がり、サンビスカスからエチオピアの学校へ「空気入れ」を送ることになったのです。
これまで、サンビスカス沖縄では、「ゆいまーるプロジェクト」という、小さな支援活動をしてきました。
今回も、そのプロジェクトのひとつとして、遠いアフリカの地へ、小さな支援をすることが可能となりました。
エチオピアの農村地域には、靴や服、ボール等はたくさん送られてくるのだけれど、「空気入れ」が不足していて、みんな空気の抜けたボールでサッカーをしているそうです。
子供たちひとりひとりに渡そうとすると、それが争いになったり、盗難にあったりするそうなので、しっかりと管理してくれる「学校」へ寄付することとしました。
そんなクラブのロゴが入った空気入れを、石川さんが無事に届けたとの報告が!!
実はこの学校にはひとつだけ空気入れがあったそうです。でも、その空気入れも、1年以上前に壊れていて、まったく使えなくなっていたとのこと。
都心であれば、購入することもできたのでしょうけど、ここは遠い農村地。そしてそんな空気入れを買えるほどのお金はありません。
そんな現地の様子を、事細かく伝えてくださった石川さん。
サンビスカスのロゴが入った空気入れを手渡した瞬間、村の子供たちがものすごく喜んでくれたのだそうです。
そんな姿を見た石川さんは、その場で思わず涙を流してしまったのだとか…。
今回の支援は、とても小さな小さな支援だったかもしれません。
でも、エチオピアの農村にある小さな学校の子供たちが、少しでもいい環境でサッカーができるという「喜び」を感じてくれたのなら。
クラブとしても、本当に嬉しい限りですよね^^
サンビスカスの子供たちも、遠い国の子供たちがこんな状況にあるということ、そして同じサンビスカスのロゴを手にして、大喜びしたということを知って頂けたら幸いです。
今回、このような提案を快く引き受けてくださったテットウコーヒーの石川さんには、本当に感謝申し上げます。誠にありがとうございました!