なぜ「遊び」が必要なのか?

サンビスカスのキッズスポーツスクールやサッカースクール、アミーゴプログラムでは、運動・スポーツの中にたくさんの「遊び」を取り入れています。

「遊び」を取り入れることで子どもたちが楽しみながら運動・スポーツに取り組むことができ、体を動かすことに苦手意識がある子どもたちでも参加しやすくなり、「できた!」という成功体験を多く経験することで苦手意識のあった運動・スポーツ、集団活動がいつの間にか「大好き!」という状態に成長します。

しかし、「遊び」を取り入れている効果は「楽しい」という感情の部分だけではないんです!

実は、子どもたちの運動能力にも大きな影響を与えています。

目次

「遊び」が運動能力を上げる!

今の子どもたちによく言われることが「外遊びが足りていない」ということ。この原因は様々ですが、保護者の働き方の変化や気温の上昇、公園などで子どもだけで遊ぶことの危険性など社会的・環境的要因の影響で子どもたちの体を動かす機会自体が少なくなっています。

また、スマホやタブレット、ゲームを子どもたちの「遊び」という概念を変化させました。一昔前までは、「遊び」といえば公園や学校などで遊ぶ「外遊び」のことでしたが、今ではスマホやタブレット、ゲームなどのような体を動かさないことも「遊び」と捉えられているため体を動かす「遊び」からより遠ざかってしまっています。

お子さんがなかなか外で遊べないということで困っている保護者の方も多いのではないでしょうか?

私もその一人です…

「もっと子どもを外で遊ばせたい!」という気持ちはありますが、この夏の時期に午前中から厳しい日差しと猛暑。さすがにこの状況の中、子どもを連れて公園に連れて行き、遊ぶことはできません。大人も30分ぐらい外にいたら辛くなってきますよね。日が落ちて涼しくなるのも18時を過ぎてから…

その時間になると買い物や夕食の準備で公園に遊びになんていけませんよね。

少し前に「ちょっと暑いけど、まだ大丈夫かな?」と思い、公園に息子と二人で行ったら滑り台が熱すぎて「熱くて嫌だ!」と言われてしまいました^^;

でも、「外遊び」の経験が子どもたちの運動能力を育む上でとても重要になってきます。

なぜなら、子どもたちは「遊び」を通して、運動やスポーツに必要な運動能力や感覚を身につけていくからです。

例えば、おにごっこ。

逃げる人は、おにに捕まらないように逃げ、おにに捕まらない距離感を掴んでいきます。

このおにに捕まらない距離感というのがサッカーやバスケットボールなどで相手と対峙した時に持っているボールを取られないように距離を取る「間合い」に応用されます。

自分がボールを持ってドリブルしている時、相手にボールを取られない間合いを取り、ドリブルで仕掛ける時も相手にボールを取られない間合いやボールの持ち方をするようになる。

このようにおにごっこという「遊び」から運動能力・感覚を身につけていくことができますが、中には「それだったら普通にスポーツをやってればいいんじゃない?」という疑問を抱くかもしれません。

もちろん、その意見も全くその通りなんですが、一つ大きな課題があります。

それは「スキル(技術)」の獲得です。

サッカーやバスケットなどスポーツには、ボールを扱うスキルや野球のように道具を扱うスキルが必須となりますが、スキルの獲得には時間が掛かります。

先ほど説明した相手との間合いをスポーツそのものの中で身につけさせようとするとドリブルが思い通りにできずスキルミスによって相手にボールを取られてしまい、「間合い」という感覚を身につけるための成功体験ができません。特に手より足を使うことは難しいため、サッカーのようなスポーツはより難しくなります。

ここで「遊び」を子どもたちが運動能力・感覚を身につけるための成功体験となるよう活用するのです!

時間の掛かるスキルの獲得段階に関係なく、「遊び」を通して運動能力・感覚を育んでいくことで子どもたちも成功体験からどんどん自信をつけて行き、同時並行でスキルに特化したトレーニングをすることで運動やスポーツに必要な能力・スキルを育むことができます!

子どもたちにとっての「遊び」は、ただ「楽しい」のではなく、今後の運動・スポーツに取り組んでいく上で運動能力・感覚を育んでいくための手段としてとても大切なんです!

これからもスクールやアミーゴでは、ワクワクするような「遊び」を通して、子どもたちの可能性を高めて行きたいと思います!

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