続けるだけじゃない、成長するための正しい努力

自分は子どもの頃からサッカーに打ち込んできました。しかし、振り返ると、全ての努力が報われたわけではありません。

時には「無駄だったのでは」と感じることもありました。それでも、上手くなりたいとサッカーを続けた結果、今の自分があります。そして現在、指導者として子どもたちと向き合う中で、「成長する子」と「伸び悩む子」の違いが見えるようになりました。

この違いはサッカーに限らず、勉強や仕事、夢を追うことにも通じるものだと思います。今回は「正しい努力」について、自分自身の経験をもとにお伝えしたいと思います。

目次

1. 続けるだけでは成長しない

サッカーを始めた頃は、毎日ボールを蹴るだけで上達しました。しかし、ある時期から成長が止まりました。ただ「続けるだけ」の努力には限界があります。

成長には「正しい努力」が必要です。

  • 自分の弱点を知る
  • 課題を設定し、その達成度を確認する
  • 何ができて、何ができないのかを明確にする

例えば、自分はドリブルが好きでした。しかし、相手にボールを奪われたり、うまく抜けない場面が増えた時、「なぜ?」と考えました。

すると、ボールの置き所や視野の向け方、体の使い方に課題があると気づき、意識して改善しました。この「意識した努力」で再び成長を実感できたのです。

2. 成長には「適度な負荷」が必要

成長を続けるには、簡単すぎても難しすぎてもダメです。理想は「できること8割+できないこと2割」のバランスです。

自分は好きなドリブルを磨きながら、苦手なことにも挑戦していました。例えば、右足のボールコントロールはできても左足は苦手だったので、練習では左足だけを使う日を作りました。

この「少しだけ難しいこと」に挑戦することで、確実に成長できました。

3. フィードバックを取り入れる

ただ練習を続けるだけでなく、自分のプレーを振り返ることも重要です。

  • 自分の課題を見つけ、修正する

試合後にプレーを振り返り、試合中には気づけなかったミスや改善点を見つけました。その課題に取り組むことで、さらに成長を感じられました。

4. アウトプットを意識する

練習で覚えたことを「実戦で使う」ことが成長には欠かせません。

  • 練習で覚えたテクニックを試合で試す
  • 仲間に教えることで理解を深める

新しいフェイントを覚えたら、次の試合で必ず使うようにしていました。最初は失敗しても、繰り返すことで自然に使えるようになります。また、仲間にその技を教えることで、自分の理解も深まりました。

5. 練習の質を高める

「長く練習すれば良い」と思っていた頃もありましたが、今振り返ると「質の高い練習」が大切だったと感じます。

  • 短時間の集中練習
  • 苦手な部分にフォーカス
  • 実戦形式の練習

得意なプレーばかり練習するのは楽しいですが、成長には苦手克服が欠かせません。また、1対1やミニゲームなど実戦形式の練習で、試合に活かせる力を身につけました。

6. 指導者として伝えたいこと

今、指導者として子どもたちと向き合う中で感じるのは、「正しい努力」を伝えることの大切さです。

  • 頑張っているのに成果が出ない子
  • 何をすれば上手くなるのか分からない子

そんな子たちには、「続けるだけの努力」ではなく、「正しい努力」を意識してほしいと思います。同じ時間をかけるなら、「正しい努力」を選んだ方が成長のスピードは大きく変わります。

最後に

サッカーを通じて自分は、「努力の質」が成長に直結することを学びました。この考え方は、勉強や仕事、人生のあらゆる場面にも活かせると思います。これからも「正しい努力」の大切さを子どもたちに伝え、自分の力で成長し、夢に近づけるようサポートしていきたいです。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次