リーダー的存在

from 宮城哲郎

 

 

サンビスカス沖縄のサッカースクールでの一コマ、

6歳以下の幼稚園生のクラスでの出来事なのだが。

 

こちらから見ても目立つようなリーダー的存在の子供がいる、

コーチが子供達に「集合」と声をかける。

 

すると、その子も同じく「集合」と声をかける。笑

 

周りの子供達も「子供ながらに認めている」ようで…

その子の呼びかけに応じて集まって来る。

 

正直、コーチよりも風格があるのではと思う。

 

今日は、そんな子についてお話…

 

リーダーの挫折

その子は、この会場ではこれまでもずっとリーダーだった。

 

きっと、本人もその自覚があるようで、

練習の最後に行なわれる見にゲームでは、

常に大人顔負けの堂々としたプレーをする。

 

もちろん、この子がいるチームはかなり高い確率で勝利する。

 

だけど、この子は負けた相手に対しても、

「もっと練習したら必ず強くなれるよ?」

そう声をかける。※ちなみにまだ6歳・・・

 

だが、そんな彼にも試練が訪れる。

それは、新しく入った子が、彼よりもサッカーが上手だったのだ。

 

今までは、常に自分を中心にプレーをしていたのが、

急に、その主役の座を奪われるわけだから。

 

幼い子供には、衝撃は強い。

 

かけっこをしても勝てない、

試合をしても勝てない。

 

そういうのを目の当たりにしていくうちに、

彼自身、徐々に自信を失っていたのだ。

※何度も言いますが、ちなみにこれは6歳の話…

 

プレーにも精彩を欠くようになり、

誰の目にも明からなほど元気がなくなっていた。

 

すると、そんな彼を見かねたのか、

このスクールでは面白い事が起きたのだ。

 

「大丈夫!大丈夫!笑顔でいこうぜ!」

突然、ある子が彼に言い出した。

 

「◯◯!大丈夫!大丈夫!笑顔でいこうぜ!」

そう言ったのだ。

 

きっと、コーチが普段から声かけしている言葉を、

真似しただけも知れない。

 

でも、それでもその言葉を発した子が、

いつも彼に試合後に励まされている子だったことには、

正直、感動を覚えた。

 

励ました子は、きっと日頃から、

このリーダーの子の言葉に励まされていたのだろう。

 

そして、今、彼の気持ちが身にしみるほど理解できたのだろう。

 

そこで言った言葉が、

「大丈夫!大丈夫!笑顔でいこうぜ!」

という言葉だったのだろう。

 

その後、リーダーの子は試合でもゴールを決めたのだが、

その時は、敵味方関係無く「◯◯!ナイスシュート!」と喜んでいたのだが印象的だった。

 

 

スポーツには勝ち負けはつきものかもしれないが、

そこで得る、様々な勝ち負け以上の体験や経験は、

本当に価値のあるものだということを感じた1日になった。

 

 

子供達の姿は、もしかしたら本当の意味でも、

大人にとっても理想像かもしれない。

 

 

改めて、クラブをつくって良かったと思ったとさ。

 

 

それでは。

 

サッカースクール