去った11月2日(土)に、浦添市にありますピーズスクウェア会議室にて、グリーンスクール報告会が開催されました!
グリーンスクールとは、インドネシアのバリ島にあるインターナショナルスクールで、世界中から400名以上の子供たちが通っています。 今回、このグリーンスクールに注目した理由は、その教育方針でした。
今、様々な社会問題がある中、知識教育だけではなく、目の前にある課題を解決するための「創造性」の教育に注目が集まっています。
それは、社会があり続けるために、「持続可能な未来を担う、子供たちの育成が必要だ」というメッセージであり、いよいよ目の前にある問題を軽視できなくなってきている現状があるからです。
例えば、温暖化もそうですし、教育の格差、貧困問題、ジェンダー、働き方、ゴミ問題、などなどですね。世界レベルで見てみると、本当に私たちの生活が当たり前ではないことに気がつきます。
そして、今の子供たちが大人になる頃には、さらに社会問題が深刻化し、それを解決していく能力がないと、持続可能な未来を作れないとまで言われているのです。
日本で起こる自然災害も、地球環境の変化がもたらす災害ですから、これは他人事とは思えません。
そんな目の前の社会問題を解決していく「創造性」を養い、未来を担う人材の育成をしているのが、グリーンスクールだったというわけです。
そこで、そんなサステナビリティ教育を実践されているグリーンスクールに興味を持った弊社代表の宮城が、インドネシアのバリ島まで足を運び、グリーンスクールで実際に行われている「サステナビリティ教育」を目の当たりにしてきました。
報告会では、実際に現地の子供たちが、どのような社会課題を解決しているのかを紹介。
例えば、グリーンスクールに通っている姉妹が、バリ島内にあるレジ袋を全て廃止にしたということ。中学生が政策を変えたのです。
それは、とても生半可なことではないことは、想像つくかと思いますが、グリーンスクールでは、「できない」ではなく、「できるためにどうするか?」という考える力にフォーカスしています。
だからこそ、中学生で起業する子がいたり、高校生で自然エネルギーの開発を手がける子がいたり、本当に未来につながるための教育が行われていたのです。
このようなグリーンスクールでの事例を紹介しつつも、では、私たちが今できることはなんなのか?と考える時間も設けました。
今回の報告会の目的は、まさにそこにあります。
ただ、世界では素晴らしい教育環境があるということを周知したいわけではありません。みなさん、グリーンスクールに通いましょう!と言いたいわけでもないんです。
ただ、今目の前にいる子供たちの未来が、少しでもよくなるために、私たち大人や、今の子供たちが、どう「自分ごと」と捉えて、実際の行動に写せるか? そこを、今回の報告会では一番伝えたかった部分です。
実際に参加された保護者の方は
「とても勉強になりました!子どもも集中して聞いていたことに驚きです。」
「私たち家族でできることから始めてみようと思えました!」
「子供たちに、未来について考えさせる良い機会になりました。」
「うちの会社でも講演会をしてください!」
などなど、本当にたくさんの喜びの声をいただきました!
私たちは、グリーンスクールでも行っているような、未来を担う子供たちのための教育を、より多くの教育関係者や、保護者の方に知ってもらうことで、沖縄の未来を担う子どもたちに、社会課題に対応できる人材育成ができるのではないかと考えています。
その影響力を、少しでも広げることができるよう、一歩ずつではありますが、進めていきたいと思っております。
今回、お集まり頂いた保護者の皆様、そして子供たち、参加していただき、誠にありがとうございました! また、今回参加できなかった保護者の皆様も、また別の機会にぜひご参加くださいますよう、お願い申し上げます。