サンビスカス沖縄/サッカースクール/幼児体育指導/運動遊び/スポーツフードアドバイザー
知念 諒
運動やスポーツの場面での「準備」とは?
準備と聞くと、「次の日の準備」「出かける準備」「料理の準備」など日常生活や学校生活などでの「準備」を想像する方が多いと思います。
こういった準備は、とても大切でそれぞれをスムーズに行えるようにするためにも重要な要素になってきます。
この「準備」ですが、運動やスポーツの場面でもとても重要な役割をします。
皆さんは、運動やスポーツの場面での「準備」と聞くと、どういったことを想像するでしょうか?
- 使う道具の準備
- コート(場所)の準備
- 気持ちの準備
などたくさんあると思いますが、今日は「次のプレー(動き)の準備」についてお話したいと思います。
次のプレー(動き)の準備と聞くとイマイチピンとこない方もいると思いますので分かりやすいもので説明すると
「構え」
があります。
例えば、100m走をする時のクラウチングスタートや野球のバッティングの時の構え、水泳のスタートの構えなどがそれに当たります。
では、なぜこの「構え」を行うのでしょうか?
なぜ「構え」を行うのか?
それは、次の動きをよりスムーズに行い、速くスタートができたり、ボールをしっかりと打ったりと良い結果を生むためです。
また、構えをすることで「パンっとなったらすぐにスタートするぞ!」「ストライクのボールが来たら打つぞ!」というような心の準備ができます。
しかし、もし、構えをしていなかったらどうでしょう?
突然スタートの音が鳴り慌ててスタートして転倒したり、出遅れてしまったり、ストライクのボールを見逃して三振してしまったりするでしょう。
これでは良い結果は生まれませんよね?
そのため、次に行うプレーや動きをより良くし、良い結果を生むためにも構え(準備)はとても重要な要素になります。
また、構えの他にも「あること」で次のプレーの準備ができる方法があります。
構え以外でも準備ができる!その方法とは?
それは、「声を出す」ということです。
例えば、サッカーで「パス!」と自分で声を出して呼んだとします。
そうすると、「パスをもらうぞ!」という気持ちを作ることができ、パスに対しての準備ができます。
しかし、この時に注意が必要なのですが、ただ「パス!」と呼べば良いと言うわけではないことです。
「パス!」と呼んでいても「どーせパス来ないしな。」と心の中で思っていると本当の意味では準備ができていません。
そのため、実際にパスが来た時に「えっ!パスする!?(汗)」と慌ててしまいミスに繋がったり、相手にボールを取られたりしてしまうでしょう。
また、声を出さなくても心の中で「パス出してー!」と思うことで準備ができることもありますが、声を出すことで相手に自分の意思を伝えることができる点が「声を出す」と言うことのメリットでもあります。
良い結果や自分が望む結果を出すためにもしっかりと準備をするよう、子どもたちにも「声かけ」をして促して行きたいですね!