子ども達の自己肯定感を高めたい!
子ども達のやる気を引き出したい。
そう考えた時に真っ先に頭に出てくる方法の1つが
「褒める」
という方法ではないでしょうか?
確かに「褒める」ということは、子ども達の自己肯定感を高めたり、やる気を引き出す方法として効果的なものでもあるのですが、
褒めるということにむずかしさを感じていたり、
- 「褒めているけど効果が感じられない。」
- 「効果的に褒めることができていないように感じる」
- 「褒めたら子どもが調子に乗ってしまった」
- 「一辺倒の褒め方に。。」
- と思っている方もおられるのではないでしょうか?
実は、褒め方を間違えると効果がないどころか、逆に自己肯定感ややる気を下げてしまったり、信頼関係が揺らぐ原因にもなるそうです。
そこで今回は、脳科学や心理学の観点から褒める時の4つのポイントについてお話ししたいと思います!
(参考資料:「ダメ子育て」を科学が変える!全米トップ校が親に教える57のこと)
ポイント1: 本心にあることを真実味のある方法で伝える
まず1つ目のポイントは、「褒め方に真実味があるかないか」という点。
例えば、「世界一上手だね!」や「この世で一番だね!」と伝えても、すぐにそうでないことに子ども自身が気づいてしまいますし、
それが褒めようとするための嘘であるとさらに意味がありません。(そりゃそうですよね。)
僕も過去に経験がありますが、「どうせ嘘なんでしょ!」と見透かされましたし、かなり反省したことを覚えています。笑
そのため、しっかりと本心にあることで真実味のある方法で伝えることがポイントです。
ポイント2:努力を褒めながら結果を褒める
2つ目は、褒めるときに「何を褒めるか」という点です。
褒めようとした時に、ついつい結果を褒めがちですが、結果ばかりを褒め続けてしまうとその結果が得られやすいものばかりを追い求めてしまうことがあります。
例えば、「100点とってえらいね!」と褒めてばかりいると、100点が取りやすい簡単な問題にばかり取り組んでしまうということです。
サッカースクールでも同じような経験があったのですが、
3年生の男の子が最初のうちは、高学年(4〜6年生)と試合をしたがっていたのに、ある時から低学年(1〜3年生)と試合をしたがるようになりました。
最初は、そんな時もあるよねと思っていたのですが、後々理由を聞いてみると
「1点ごとに50円お小遣いをもらえるから」と言って、点が取りやすい低学年での試合をすることを望むようになっていたのです。
これは、点数を取ると褒美がもらえるというパターンですが、褒める場合でも同じようです。
そのため、このような場合だと「高学年のお兄ちゃん達にも負けないように一生懸命取り組んでいたね!」努力や頑張っている過程を褒めることがポイントになります。
とは言っても、結果を褒めることも大事なことですのでバランス良く褒めるようにすると良いです!
ポイント3:コントロールのための褒めに要注意
3つ目のポイントは、子どもをコントロールするために褒めないということです。
褒めたら行動してくれる。
褒めたら言うことを聞いてくれる。
そういったことから褒めてしまうことってありますよね💦
僕も経験がありますが、「褒めているのになんだかしっくりこない」と感じたことを覚えています。
子どもたちをコントロールするような褒め方は、1つ目と同じように子ども達は気づきます。
そして、それが続くと「またコントロールしようとしている」と思われて、信頼関係すら壊してしまうことに繋がります。
そのため、褒める時には純粋な気持ちで褒めることが大事だと言うことです。
ポイント4:他の人と比較しない
最後の4つ目は、褒める時に誰かと比較して褒めないようにしましょう。
例えば、「○○君より上手だね!」とか「クラスで一番頭がいいね!」などと言った褒め方は、他の誰かと比較している褒め方です。
この褒め方で自信がついてやる気も出ることもありますが、
他に自分より優れた人が出てきたり、クラスで一番じゃなくなってしまうと、やる気が削がれてしまい自信を失うことにも繋がります。
まとめ
いかがでしたか?
「褒める」と言うことは、外発的な動機づけでもありますが、このような点に気をつけながら褒めることで良い効果を発揮します。
子ども達の自己肯定感を育てるためにも、子ども達の様子をしっかりと観察しながら4ポイントを意識して褒めていきたいですね!