サッカースクールのミニゲームで子どもたちに「今、何対何?」と聞くと、「何対何だよ!」と、子どもたちは正確な点数とともに、勝っているのか負けているのか教えてくれます。
途中でチームのバランスを考えて、メンバーを入れ替えたりする時も「点数は0点からスタートするの?それともさっきの点数の続きからスタートとするの?」と確認してきます。
メンバーを自分たちで選んでいいよ!と言うと、「A君と一緒だと勝てるからA君とがいい!」と言う子もいます。
このように勝ち負けを意識するようになると、子どもたちの集中力が増し、どうしたら勝てるか子どもなりに考えるようになり、上達するスピードも速くなります。
話が飛びますが、自分がプレーヤーとしても指導者としてもサッカーを続けているのはなぜか、考えるたりすることがあります。
「楽しい」から続けているということが土台にあるような、でも何かぼんやりとしてはっきりとしない。
このように感じていましたが、あるサッカー指導のメソッドを提供している会社の話を聞いたときに歩に落ちたことがあります。
それは。
- 第一にプレーを心の底から楽しませる指導をすることを目指すこと。
- 第二にサッカーというスポーツを上手にプレーする楽しさを伝えること。
- 第三に成長レベルに応じて競争させることを学ばせること。
そして「楽しむこと・上手になること・競争すること・いつもこの順序を忘れたらいけません。」
という考え方を聞いたときでした。
それを聞いて「自分は今でもサッカーが上手くなりたい。試合では勝利に向かってプレーする。
そんな気持ちでいる状態・時間が楽しいと感じている」そう思うと「楽しい」が歩に落ちました。
楽しいという気持ちが強くなって、上手くなりたいという気持ちが強くなって、競争に勝ちたいという気持ちが強くなる。
子どもたちを指導するときにも、サッカーへの取り組み方から、心の状態をみて、「楽しむこと・上手になること・競争すること・いつもこの順序を意識して指導していけたらと思います。