サンビスカスに入社し、スクールや運動遊び(アミーゴ)での指導を始めてから1ヶ月以上が経ちました!
それ以前からも東京で幼児から小学生年代の子どもたちの運動指導に携わってきて、ここ数年気になることがあります。
それは「子どもたちの姿勢」についてです!
特に背中が丸まった「猫背」の子どもたちが目立ちます。
そのような猫背の傾向にある子どもたちによく見られる共通点が
- 順番待ちの時に立っていられず座ったり、寝転がるような姿勢をとってしまう。
- コーチや先生の話を聞く時に気をつけの姿勢や体育座りなど同じ姿勢を維持できない。
- すぐに疲れてしまい同じメニューの間に何度も休んでしまう。
などです。
また子どもたちの「猫背」には、健康面でも大きな悪影響を与えます。例えば、
- 背中が丸まると胸が閉じるため、呼吸が浅くなり、疲れやすくなる。
- 首や肩・背中に負担がかかり、筋肉の緊張状態が続き、肩・首コリを引き起こす。
- 背骨にある神経を圧迫したり、筋肉の緊張が続き血行が悪くなり、頭痛やだるさなどの症状が現れる。
といったような子どもたちの運動・スポーツ面だけでなく健康面までにも大きな影響を与える場合があります。
疲労や肩・首コリ、頭痛、だるさなどというのは、大人の話、、、と感じるかもしれませんが、今は子どもたちも悩まされています。
子どもたちの姿勢が猫背などのように崩れてしまう大きな原因は、生活スタイルにあることが多いです。
コロナ禍を経て、子どもたちが以前よりも当たり前のようにスマホやタブレットを使用していますし、家でも学校でも調べ物や動画、SNSの閲覧をしているでしょう。
2歳の私の息子もスマホが大好きです。笑
毎晩、歯磨きをするときは、仰向けになりながら両手でスマホを持って、電車やトーマスなどの動画を観ています。日中、おもちゃで遊ぶことが飽きると「パパ、ゆーちゅーぶが観たい!」と言ってきます…笑
そのくらい子どもたちにとってスマホやタブレットを使うことが日常になったことで手元や近くを見る機会が増え、下を向くような頭・首の姿勢をとることが多くなったことで無意識のうちに猫背になってしまうのです。
さらに、ソファーや背もたれのある椅子に座ることがほとんどだと思います。そうなると背もたれにもたれ掛かりほぼ寝ているような姿勢をしていることで体に力が入っていない状態(特に体幹部)で過ごしているので体を支えるための筋力が鍛えられず、子どもたちの姿勢が崩れていってしまいます。
こんなブログを書いていますが、私も結構な猫背です。汗
実は、以前からいろんな人から猫背を指摘されるくらいで肩・首コリや頭痛持ちでした。
中でも頭痛にはかなり悩まされ、仕事や出掛ける時には、頭痛薬を持っていないと不安になるくらい「いつ頭痛が来るのか…」と思っていました。ひどい時には、毎週のように寝込んでしまったり、病院で頭のCTを撮ったこともあります。
そんな症状でしたが、数年前から身体操作というジャンルを学び始め、少しずつ改善されています。
気をつけていることが「姿勢」です。
- 無意識のうちに猫背にならないように背筋を伸ばす
- 骨盤が後傾しないように姿勢を整える
- 長時間同じ姿勢を避ける
今でもまだまだ気を抜くと猫背気味になってしまいますが、自分の姿勢に違和感を覚えるようになってきました。
これは私の実体験なので誰にでも当てはまることではないかもしれませんが、子どもたちの姿勢が猫背のように崩れて、不調が現れている子もいたり、姿勢が原因でこれから健康面への悪影響が出てくる子もいるかもしれません。(もちろん原因が1つとは限りませんし、病気の場合もあるので気になる方はまず病院に行きましょう)
子どもたちの体は大人と違い、まだまだ出来上がっていません。今、姿勢が悪い子でも意識と習慣づけで良い姿勢を作ることができます。
ご飯を食べている時やテレビを見る時、スマホを見るときは下を向かない位置に置いて見るなど習慣をつけましょう!
そうすることで子どもたちが姿勢が原因の体の不調に悩まされることもなくなり、良い姿勢を身につけることで集中力がアップしたり、スポーツを続けていく中で怪我をしにくくなります!
まずは、「うちの子、どんな姿勢かな?」とお子さんを観察してみてください♪
私が担当しているスクール・アミーゴでも子どもたちの姿勢を観察しながら指導していきたいと思います!