スポーツに取り組んでいるお子さんが
「膝が痛い」
「股関節が痛い」
「かかとが痛い」
って言うこと、ありませんか?
スポーツを頑張っているお子さんなら、小学校4年生ごろから、こうした痛みを訴えることが多くあります。
これらは、一般的に「成長痛」と呼ばれていて、成長期に身体が大きく変化しようとする際に、生じやすいものだと言われています。
ただ、成長痛と一言で言っても、膝が痛むオスグッド病や踵が痛むシーバー病など、正式な病名があります。しかし、成長痛と呼ばれることで『ただの成長段階の痛み』と軽視されがちです。
よくあるのは『痛みがあるなら安静にしてください。』という言葉です。
もちろん、オーバーユース(使いすぎ)の場合は、幹部の炎症などが起こっている場合には、安静も必要だと思います。しかし、オスグッドやシーバーなどは、ただ休めばいいというものではなく、しっかりと根本から治していく必要があるのです。
実は、成長痛には5つの原因があると言われています。
- 成長期に起こる痛み
- 接触によるケガ
- 非接触によるケガ
- オーバーユース(使いすぎ)
- 姿勢の悪さ
上記の中で、注目すべきが「姿勢の悪さ」です。多くの成長痛は不良姿勢が原因とされています。
姿勢が与える影響
ケガの治療や予防には、どの部分に、どんな不具合があるのかを見つけることが重要です。姿勢が悪いと、動作が歪んで無駄な負担がかかり、成長痛が起こりやすくなります。
競技姿勢ばかりに注目されがちですが、日常生活での起立姿勢も見逃せません。バランスが崩れた状態でトレーニングをしたら、そのバランスを保とうとして、別のところに力が入り、そんな不安定な状態だからこそ、負荷が増して、疲労もたまりやすい。本当に悪循環です。
だからこそ、しっかりと地面に立ち、できる限り力みのない状態で姿勢を保持することが大切です。これは成長期だからこそ、なおさら日々の修正が必要となります。
そこで、1つ姿勢改善のためのポイントをお伝えします。
正しい起立姿勢には『足裏の接地の仕方』が大切です。
これを知ると、自分の姿勢が個性なのか悪癖なのかがわかり、改善することができます。
正しい姿勢は、耳たぶ・肩峰・大転子・くるぶしの4点が一直線上に並ぶことがポイントです。間違った姿勢だと、膝やふくらはぎに無駄な負担がかかり、ケガの原因になります。
そのまっすぐな姿勢を保つためには、偏平足や浮き指、縮こまった指などは、どうしても姿勢を崩してしまい、ケガのリスクを高めます。
なので、足裏の接地面(五本指、母指球、小指球、踵の内側・外側)がしっかり地面につくことで、安定した姿勢が保てます。まずは、この5つの設置がしっかり行われているか、チェックしてみてもいいかもしれませんね。
成長痛の予防には、正しい姿勢が不可欠です。特にサッカーなどのスポーツをしている子どもたちは、まずは正しい起立姿勢を身につけることが大切です。姿勢が良ければ、視覚情報の処理もスムーズになり、プレーの質が向上します。
お家で、スマホやゲームばかりしてはいませんか?
保護者の皆さんも、日頃からお子さんの姿勢に気をつけてあげてくださいね?^^
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成長痛の原因が姿勢にあること、そして正しい姿勢がケガ予防やパフォーマンス向上に繋がることがお分かりいただけたと思います。お子さんの健康と成長をサポートするために、正しい姿勢を身につけることが大切です。
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