褒めるより認める声かけになる5つのポイント

子育てをしていると、「褒める」より「認める」ことが大事。

そんなことを一度は目にしたことがあると思います。

たとえば、テストで100点をとったときに、「すごいね!」や「頭がいいね!」と褒めるとします。きっとお子さんは誇らしそうにすることだと思います。

ただ、常にテストで100点取れる子はいないですよね?

ですが、「100点=褒められる」といった思考にお子さんがなってしまうと、100点じゃないときにウソをついたり、結果を隠すような行動をとる可能性が高まってしまいます。

そのため、毎日勉強を頑張っているところ見てたから100点がとれたんだね!嬉しいね!

といった結果より過程を重視して認める声かけの方が良いとされています。

その際に、じゃあ結果は褒めなくていいのか?という疑問が出てくると思います。

もちろん結果を褒めることは大事です。

結果や身につけてきたスキルなどが、さらに困難な状況に立ち会ったときに必要な「自己効力感」というものを伸ばしてくれます。

つまりは、何に注目して子どもに声かけをしているのか?ということが一番大事だと思うのです。

今回は、子どものやる気や自己肯定感を育むために必要な意識するべき5つのポイントをお伝えしたいと思います。

それでは、ひとつずつお伝えしますね。

1:結果承認
結果承認とは、出した結果について認めることです。

2:プロセス承認
プロセス承認とは、結果に関わらずそれまでの過程や努力について認めることです。

3:行動承認
行動承認とは、結果と関係しないことに対しても行動したことを認めることです。

4:意識承認
意識承認とは、行動しようとしたこと、意識したことを認めることです。

5:存在承認
存在承認とは、その人の存在そのものを認めることです。

最初のテストの話を例にすると、67点とった我が子に対して、結果重視だと「次100点取れるといいね」となりますが、毎日テストに向けて勉強していたなら、プロセス承認を伝えられるチャンスかもしれません。

テスト勉強の時間は足りなかったけど、毎日学校に通い続けているなら、行動承認を伝えられるチャンスかもしれません。

存在承認だと、〇〇がいつも笑って元気でいてくれるから、お父さんはいつもお仕事がんばれているよ。ありがとう。

意識承認だと、失敗はしちゃったけど、自分で考えていろいろしてみたんだね。次またがんばってみようね。

このように、結果・過程・行動・意識・存在のどれについて子どもに伝えているか?ということが整理できると、自然と言葉も認めるような声かけになっていき、お子さんのやる気や自己肯定感を育むことに繋がっていきます。

子どもは、大好きなお母さん、お父さんから褒められることが大好きだと思いますが、もっと本質的な視点で言うと「自分のことを大好きなお母さん、お父さんに見て(理解して)欲しい」ということだと思うので、無理して褒めようとするよりは、5つのポイントから当てはまるものを自分の想いと一緒に子どもに伝える。

ということをして欲しいなと思います。

なぜなら、大好きなお母さん、お父さんの声かけは、お子さんのやる気をググッと上げる魔法のような力があるからです。

ぜひお子さんの行動について声かけしたいときは、5つのポイントから保護者のあなたが何を伝えたいのか一度意識されてみてはいかがでしょうか。

子育ての何かヒントになれば嬉しいです!

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