サンビスカス沖縄/サッカースクール/運動あそび/障がい者スポーツ指導員/運動の家庭教師/ベビーシッター
谷本 優希
3月末から4月にかけて、あっちでもこっちでもカタツムリを見かけました。
くる日も来る日も雨雨雨雨。
それも、もの凄く中途半端な霧雨で「降ってる・・・よね・・?降ってるよね・・?」という程度にしか降らないもんだから、毎日公園にこどもたちを連れて行く身としては、天気予報ばかりが気になる気の休まらない日々でした。
そんな中、姪っ子ちゃんを車に乗せて「今日も雨かぁ。モー、雨ばっかりだよねまったく・・・」と呟いたことがあったのですが、そんな私に姪っ子が返したひとことは「「ほんと、あめめめめめめだね。」でした。
あめめめめめめ?
うん。あめめめめめめだよ。
あめが続いてるから?
そう。雨が2回続いたらあめめ。
雨が3回続いたらあめめめ。
今日はもう、あめめめめめめだよ。
なんじゃそりゃヾ(゚ε゚*)ノ
と思うと同時に、なんだかフと力が抜けて、詰まりに詰まっていた何かが、スッと取れたような気がしました。
さっきまで憎らしかったはずの霧雨。
あめめめめめめ……か。と可愛らしさに包まれた途端に、それならもうちょっと「め」が増え続けるのも面白いかもな、と気持ちだけは晴れ間が見えた気がしたのでした。
目の前で同じことが起きている時でも、捉え方次第で気持ちって大きく変わるんだなと、当たり前だけど、なんだか改めて考えてみるきっかけになりました(*´-`)
自分の思い通りにいかないことってたくさんあります。
自分の伝えたかった事がうまく伝わりきらないことだってあるし、「ぇ…そうじゃないのに…」というようなことで人にキレられちゃう時だってある。
なんでそんな言い方するの?って思うようなことだってしょっちゅうあるし、サラッと人から傷つくことを言われるとことだってあるし・・
だけどそんなの、いちいち真に受けていたら、しんどいです。
いちいち「くっそー!!」と腹を立ててたって、どうしようもない。
「まっ、いいか。」って、一旦ポイっとして楽観的に捉えてみるのも、大事なスキルだと思います。
私がいつも遊んでいる子どもの中には、事あるごとに、「違うってば!」なんで分からないの!」「もういいよ!!」と、何でもネガティブに捉えてしまって、怒り散らす子がいました。
ほんのちょびっとでも自分の思い通りにいかないことがあれば、すぐに「もういいよ!!」といじけてしまう。
「もういい!」って怒らないで、「まっ、いいか」って、許せることも大事だよ。と話をしたことがありました。
でも、それって案外むずかしいことで、そう簡単には受け流し切れないことの方が多いみたいで。
「まっ、いいか」の言葉につづけて、「だったら・・・」という言葉も入れてみようか、と話をしたら、これがクリティカルヒット⭐︎
まぁいいか、だけで終わってしまったら、それは諦めることを意味していることになりますが…
でもそこに、「だったら・・・」を続けることで、代わりの方法を探ることになり、前に進もうとすることができるのではないかなと思うんです。そうすれば、ただの諦めではなくなります。
その子がほんとうは鬼ごっこをしたかったときに、一緒に遊んでいるお兄ちゃんが「僕は大縄跳びがしたい!」と言った。
いつもなら、「なんでよ!もういいよ!!」といじけていたはずのその子は、「ぇ~~~。ま、いっか。だったらさ~、大縄跳びの後に鬼ごっこしよ?」と、いじけずに前を向くことができたのでした(๑˃̵ᴗ˂̵)‼︎
捉え方一つで、気持ちは大きく変わる。
ちょっと嫌なことがあったって、思い通りにいかない何かがあったって、とりあえずまずは「まぁ、いいか。」そしてそれから、「だったらどうしようかしら。」って、考えられるような、そんな声かけを大事にしたいと思います。
もうこんなにあめめめめめな日が続いたのだから、しばらくはずっとハレレレレレ・・・にな~~れれれれれ♪