「できた!」を大切にするために。

サンビスカス沖縄/サッカースクール/運動あそび/障がい者スポーツ指導員

谷本 優希

 

みなさま、明けましておめでとうございます‼︎ 

お正月の大量摂取をなかったことにすべく、いま、公園のウォーキングコースを大股で歩いてきたところでございます( ̄▽ ̄)

 

歩くって清々しい気持ちになれますね。

自分の中のいろんな想いが、血流とともにゆっくりと巡っていく感じ。

 

2022年はどんなスクールにしていきたいか。どんなことに気をつけようか。どうすれば今年もみんなに楽しんでもらえるだろうか。

そんなことを考えながら、テクテクと周回していると、ふと、こんな声が聞こえてきました。

 

「お母さん見てみて~!!すごい??ねぇ、すごいでしょ( ・∇・)⁇」

チラッと横目に盗み見ると、そこには縄跳びを手にしている女の子がいて。

褒めて褒めて‼︎と言わんばかりに、キラキラなおメメでママに上目遣い⭐︎

 

「あらやだ、可愛い光景だわね♪」と勝手ながら微笑みの視線を送ろうとしていたところ、女の子の隣にいた男の子が、「べつに凄くないし」と、口を尖らせていたのでした。

 

負けじと言い返す女の子「お兄ちゃん出来ないくせに!〇〇ちゃんはできるもんね~すごいでしょ~」とベロベロバー顔ヾ(゚ε゚*)ノ

そのままスタスタと通りすぎたので、その後どうなったのかは分かりませんが。

 

そのやりとりは私に「そういえば、2021年は褒め方についてあれこれと悩んだなぁ」と思い出させてくれたのでした。

 

褒め方って、実に難しいですよね。

ベビーシッターとしても働いている身。子育て本や教育関係の本をたくさんたくさん読み漁っている中で、だいたいどの本にも「凄いね!えらいね!さすがだね!」そういう褒め方は良くありません、と書かれていることが多く。

 

だから、分かってはいるんです。

どんなところが良かったのかを具体的に褒めてあげたり、がんばって努力していたその姿を褒めてあげたり。

そういうのが大事なんだということは、分かってはいるんですよね。

 

でもでもでもでも。

子どもたちって、「すごい??すごいでしょ??」って、求めてくるんだもん。

 

どんなに具体的に褒めたところで、「凄いね!」という勢いのあるポーンと響きの良い一言がもらえないと、なんだか子どもたち寂しそうなんですよね。褒められた感が薄いというか、なんというか(´-`).。oO

 

別に、凄いね!と一言返した後に続けて、具体的な部分を添えるという方法でも良いのかもしれませんが。

私としてはどうしても、「すごいね」のその一言が、子どもに「自信」ではなく「優越感」を与えてしまっているのではないかと、そう思ってしまって、あんまり多様したくないのです。

 

褒めることで自信が付き、自己肯定感が高まる。

でもそれは、過去の自分と比較した時には「自信」になるが、周りの人と比較したときには「優越感」となってしまう。

そしてその優越感は、自分を超える人が現れたとき、簡単に劣等感へと変わってしまうだ。。。

 

と、いうことで、要は、「凄いね!」に変わる言葉を探し求めていたんですね。

子どもの心が満たされて尚且つ、確実に過去の自分との比較による「自信」へとつながる、響きのいい言葉を、探し求めていたんです。

 

それである時、閃きました!

閃いたときの話をすると長くなりすぎるので割愛しますが・・・

 

凄いね!に代わる言葉で、私は今のところ、2つお気に入りがあります。

 

一つは、「おめでとう!」

もう一つは、「素敵だね!」

 

「おめでとう」は、何か子どもができるようになったとき、その努力を褒める言葉として使いやすい。

公園にいた縄跳び親子にしても、「見てみて~!」と子どもが披露したときに、「凄い凄い!」ではなく「おめでとう!」と褒められていたとしたら。

 

お兄ちゃんにはできないのに私にはできる。という優越感ではなく・・

たくさん練習して頑張ったらできるようになった!という自信になっただろうし、おめでとうと言われたのは「嬉しいな♪」だったんだろうし、さらにお兄ちゃんも「僕もがんばってみようかな」と思えたかもしれない。

そして、「素敵だね」という言葉は、子どもが何か作ったものを見せてくれたり、その日のちょったした自慢話を聞かせてくれたときなどに使いやすくて。

 

子どもたちがお絵かきしたのを見せてくれたときなんかに、「凄いね!上手!」ではなくて、「素敵な絵だね!なんだかカラフルで元気が出るなぁ」などという褒め方がサラッとできるようになりました(*´艸`)

 

いや、なりました(*´艸`)は、ちょっと盛っちゃったかも。。

 

2021年の間に、そういう褒め方ができるようになりつつある、というところまできました!が正解かな。

 

サンビスカスのサッカースクールは

「できた!が育む自立心」を大切にしているスクールです。

 

子どもたちの「できた!」の瞬間を、たくさんたくさん褒めていきたい。

だからこそ、褒め方には、こだわりを詰め込んで。

子どもたちに、確かな自信を。

 

周りと比べて上手いとかどうとかではなくて。

「オレ、ぐんぐん成長しちゃってるぜ⭐︎」って、そういう楽しさを感じてもらえたらと思います*\(^o^)/*

 

2022年も、どうぞよろしくお願い致します⭐︎

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