父親になり気づかせてくれたこと

早速ですが、うちの愛娘が8月で2歳を迎えようとしています。

いやぁ子育てをしていると月日が子育て前の倍くらい早く感じますね。

いまは俗にいう「イヤイヤ期」というものに突入中です。

なんでもイヤーイヤーー!!と泣いて喚いて、僕や妻も正直困ることも。

ただこの2ヶ月間というと、このイヤイヤ期の様子が少し変わってきました。

それは、イヤという気持ちにも変化が出てきたということです。

どういうことかと言うと、2ヶ月前まではなんでもかんでも「イヤイヤ!!」と反応していましたが、最近は「イヤ!いーちーがやる!」と言うようになったのです。(ちなみに娘は「いちは」と言います。可愛い名前です。親バカ炸裂です。笑)

我が家では、いまは「イヤイヤ期」というよりは「やるやる期」だと思い受け止めています。

まだまだ小さな体ですが、自分はできる・自分でやりたいといった自我が芽生えてきていると思うのです。

これまで僕や妻に守られてきた世界から、少しだけはみ出して挑戦してみたいと本人が感じているのだと思い、できる限り見守っていこうと夫婦で話し合っています。

すると、声かけも自然と前向きな言葉かけが増えてきました。

  • 自分でズボンを履けるようになったんだね
  • 前よりもたくさん歩けるようになったね
  • お話上手になったね

このようにできることに目を向けることができるようになっている気がします。

もしかして、あなたもお子さんの2歳前後の成長を思い出して、アレができるようになったなぁ。コレができるようになったなー。と思い出して微笑ましい気持ちになっているかもしれませんね(^^)

現状、夫婦で「やるやる期」と受け止めて以降は、「イヤイヤ」としている姿も挑戦したい気持ちの表れと思い、じっと急かさず温かく見守ることができています。

*デパートといった人が多い場所や余裕のない朝の時間に発動されると、こっちもいつも通りに対応できないことがたまにあるのは反省です。

(少し話が逸れてしまいますが、兎にも角にも親の心の余裕がとても大事ですよね。)

さて、話を戻して物事も捉え方次第ということを身をもって体験しているわけですが、前に読んだ本にも同じようなことが書かれていることを、ふと思い出しました。

あなたは「リフレーミング」という言葉を知っていますか??

リフレーミングとは、物事を見る枠組みや視点を変えて、違う視点で見方を捉えるという心理学用語です。

欠点やネガティブなことを、いつもとは違った視点で捉えポジティブに解釈できる状態の事とも言えます。

有名な話だと、コップに半分残った水を「もう半分しかない」と捉えるのか「まだ半分もある」と捉えることができるのか?ということです。

どちらかであれば「まだ半分もある」と捉えられる人でありたいですよね?

今回の話であれば、ずっとイヤイヤしていると捉えるのか、なにか自分でしたいことがあって伝えようと親の私たちに上手く伝えられないけどアピールしてくれていると捉えられるのかと言えるかもしれませんね。

(そう思えるのも、親の心の余裕がとても大事ですよね。)

この物事を違った視点が考えるリフレーミングを思い出し、現場指導でも意識してみた場面がありました。

とある保育園に、落ち着きのない男の子がいます。

その子は動き自体はいいのですが、話を聞くのが得意ではなく、よく行動が遅れてしまう特徴があります。

例えば運動のメニューとして、ライオン歩きから片足ケンケンに変わったのにも関わらず、ひとりまだライオン歩きをしてしまうような子です。

そのこともあり担任の先生からもよく注意されている様子を見かけます。

僕自身もその子に対して、事前に「よく見てよー!」と声をかけるように意識して伝えていますが、なかなか改善されず、ぶつかる可能性がある遊びでは、僕に大きな声で注意されたこともあります。

ただこのリフレーミングを現場指導でも強く意識しようと思った後に、その子を見て思ったことがあるのです。

「きっといろんな場面で話を聞きなさいと注意されて、本人キツくないかな?」

このように物事を違う視点で捉えてみようと思ったのです。

なので運動遊びの時間においては、その子に対して、

「○○は動きはすごく良いから、その前のお話を聞く準備ができれば、もっと良くなると思う。だから、一緒に頑張ろう!」

と伝えるようにしています。

まだ目に見える変化こそありませんが、その子にとって成長に繋がるポジティブな言葉をかけ続けようと思います。

今回子育てからヒントを得て現場指導に活かせたように、子育ての大変さや楽しさを繰り返していきながら、学びの幅を広げて、いま関わる子たちにも還元していきたいと思います!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次