サッカーの目的と手段

サッカーを指導している中で、常日頃、強く意識していかないといけないな、というものがあります。

それは「目的と手段を間違えないようにする」ということです。

目的とは、「何かを成し遂げようとして、その実現を目指すこと」であり、手段とは、「あることを実現させるための方法」と言われています。

サッカーは、目的は「相手よりも一点でも多く点をとって勝利すること」を目指すことです。

それを実現するための手段として、「パスを回して前進する」「スペースにボールを運んで前進する」「ドリブルで相手を交わしてシュートを打つ」などがあります。

そう言われると当たり前のことではと思いますが、子どもたちのプレーをみていると、

「ドリブルで目の前の相手を抜くこと」や「パスを味方に出すこと」に一生懸命になりすぎて、それ自体が目的に変わる瞬間に「あっ今、手段が目的に変わってしまっていたな~」という場面が多くあります。

子どもたちのそんなプレーを見て、自分自身の指導する前のプレーはどうだったのか振り返ると、「試合中にドリブルで相手をかわすためにはどうすればいいのか」ということを考えていることが多かったので、いま思えばドリブルをすることが目的となっていたんだなあ、と思うところがあります。

「ドリブルはできるけど、サッカーは上手くないよね」という選手になっていたことにも気が付きました。

「ドリブルができるからドリブルをする、ドリブルをしたいからドリブルをする」ではなく、なぜドリブルが必要なのか、どのシーンでドリブルが有効的なのかを理解することに意識を向けていたらどれだけ良かったのかと思います。

いま自分が関わっている子たちには、目的と手段を明確することの大事さを伝え「これからこの子たちが、もっとサッカーを知っていったら、すごい選手に成長するだろな~」ということを楽しみにできるような指導者になれたらいいなと思います。

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