ジュニア世代から身につけたい!リカバリーのスキル!

「同じ試合数をこなしてしているのに、あの子だけ翌日にはケロッとして元気に練習している。うちの子はまだ疲れが残っているようなのに……。」

スポーツを頑張るお子さんを見ていると、そんなことを感じたことはありませんか?

この差はいったいどこからくるのでしょうか?

実は、疲れやすさや回復力は先天的な体質だけが原因ではありません。

疲労回復能力はスキルとして高められる、という考え方が今、注目されています。

そう聞くと、「疲労回復もトレーニングで身につくの?」と意外に思うかもしれません。でも、スポーツの現場では、どんなに才能に恵まれた選手でも、疲れが抜けなければ本来のパフォーマンスを十分に発揮できないのは誰もが経験していること。さらに、疲労を蓄積したまま練習や試合に臨むと、故障やケガにつながるリスクもぐんと高まります。

一方で、こうした「疲れとの付き合い方」は、きちんと学んで、トレーニングをすれば『リカバリー能力』として育てることができるというわけです。スポーツで高い成果を出す選手たちは、どこか特別な才能があるのはもちろんですが、並外れたコンディショニング意識があることも多いんです。特に現役のアスリート選手は、ハードスケジュールですから、日々、疲れとの戦いといっても過言ではありません。

彼らは当たり前のようにクーリングダウンを念入りに行い、入浴後のストレッチやマッサージ、睡眠や食事など、徹底した自己管理を続けています。地味で面倒なケアも「次の試合や練習で万全の状態で臨むために必要なこと」と考えているからこそ、結果的に疲労によるパフォーマンス低下を最小限に抑えられるのです。

とはいえ、実際には

「ストレッチしても張りが取れた気がしない」
「マッサージはしているけど、そのときだけ楽になるだけ」

という声も聞きます。

クーリングダウンやリカバリーと呼ばれる行為が「地味」「退屈」「目に見えにくい」という理由から、疎かにされがちな現場は少なくありません。ウォーミングアップほど綿密にやり方が研究されているわけでもなく、選手自身も「正直あまり楽しくない」と感じていることが多い。笑

しかし、こうした小さな積み重ねこそが、疲労回復能力を高めるカギになります。

サンビスカス沖縄でも、リカバリー能力を高めるための『ナツトレ』を、子どもたちが日々トレーニングとして行なっています。笑

専門的なトレーニングだけではなく、日常でも簡単な意識でリカバリー能力を身につけることもできます。

たとえば

  • 「走り込んだ次の日こそ、ゆっくり入浴して脚のケアをする」
  • 「試合後は軽めの有酸素運動を入れて血行を促す」
  • 「寝る前のストレッチを習慣づける」

など、ほんの少しの工夫を続けることで、蓄積した疲労を早めにリセットできるようになります。そして、この習慣をジュニアの頃から身につけておけば、高校生や大学生、さらには社会人になっても、ハードスケジュールに負けないコンディショニングを維持しやすくなるのです。

私たちはどうしても「練習あるのみ!」と考えがちですが、疲れを甘く見てしまうと、体を壊してしまったり、競技を長く続けられなくなったりするリスクも高まります。

だからこそ今、子どもの頃から「リカバリーの知識とスキルを身につける」ことが重要です。しっかりケアを取り入れることで、翌日もスッキリした体で練習に取り組み、心おきなくスポーツを楽しむことができます。ぜひこの機会に、保護者の皆さんも「疲労回復は立派なスキル」と認識し、子どもたちにその大切さを伝えてみてくださいね^^

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次