ボールを持っていない時が重要!

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大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)

 

サッカーの試合は、多くの時間がボールを持っていない時間です。

そのボールを持っていない時間のことを、オフザボールと言います。

 

ジュニア年代(小学生年代)の試合だと8人制なので、試合人数は8対8で16人です。

もちろんボールは1個です。

ということは、当たり前ですが一人ボールを持っている選手がいるとしたら、その他の選手15人はボールを持っていないことになります。

 

このオフザボールの時に、それぞれの選手が、何を考えているのか、どう動いているのか、どこにいるのか、何を見ているのか、体はどこを向いているのかなど。

目の前で起きている状況から、いかに情報を仕入れて、相手と駆け引きをすることが出来るのかが、試合結果を大きく左右するほど、とても重要です。

 

極端に言えば、技術がどんなに高くても、オフザボールの質が低ければサッカーが下手ということにもつながり、逆に飛び抜けた技術が高くなくても、オフザボールの質が高ければ、サッカーが上手いということにもつながります。

 

たとえば、体の向き一つとっても、オフザボールの質が高い人は、自分にボールが来たらスムーズに次のプレーに移行できるように、良い体の向きをつくれるように、ポジショニングを細かく調整しています。

これが何も考えず、ボールを受ける際に、相手ゴールに対して背中を向けたり・ボールホルダーに対して体を向けるなど、体の向きができていない場合、周囲の状況を把握できないという問題が起こります。

 

周囲の状況を把握できていないと、自分がマークされているのか、前を向くスペースがあるのかを確認できず、そこで何が起きるのかというと、簡単にボールを失うということがおきます。

反対に、ポジショニングを調整して体の向きを整えることができるようになると、具体的には言うと、ボールホルダーに対して体を向けるのではなく、できるだけ進行方向(つまり相手陣地)に対して体の向きを整えると、自分をマークしている相手がいるのか、コントロールするスペースがあるのかを認識することができます。

また体を相手ゴール方向へ向けることでボールを前進させやすくもなります。

 

というように、ボールを持っていないときの準備はともて重要なのですが、ところが言葉で言うのは簡単なんですが、これを実際にプレーで表現するとなると、かなり難しいんですよね・・・。

 

しかも子どもたちの場合だと(大人もそうですが)、問題となるのが・・・

体の向きを整えて、相手や味方、スペースを認識できても、その後どうのようなプレーをすれば効果的かが分からないというケースも多いうことです。

 

ここまで体の向きを整えることを例に上げましたが、他のオフザボールの動きでも重要なことは、それ自体をすることが目的ではなく、その動きをいかに効果的なプレーにつなげるかということです。

 

それをふまえて、子どもたちを指導する際には、今どのようなことを考えてそのプレーを選手はしたのか、頭の中を観察することを心がけ、獲得してもらいたいプレーをより具体的に伝え、それを表現できるような指導を心がけていきたいと思います。