子ども目線を持つ大切さ

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大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)

 

僕らは、「子どもたちが、体を動かすことは楽しいことなんだ」と思ってもらえたらいいなという気持ちで保育園・幼稚園に運動遊びをお届けしています。

 

でも、「楽しいと思ってもらえるように」という気持ちを一番に考え活動することの難しさもあります。

なぜなら、そこには大人の価値観が存在するからです。

 

大人の価値観

たとえば、保育園の運動教室と言えば、数年前までは体操教室が常識で、子どもたちが習うのは、跳び箱に、側転に、縄跳びに、鉄棒などの種目でした。

 

そして、体操教室を取り入れている園では、運動会でこれまで練習してきた成果を発表し、大勢の前で披露します。

 

跳び箱8段に挑戦したり、組体操のピラミッドに挑戦したりします。

成功したときには、大歓声がおきます。そして子どもたちも、見にきている家族も大喜びです。

運動会は盛り上がります。

 

そうすると日頃の運動の取り組みから、跳び箱を跳べるようにしてあげたい、側転ができるようにしてあげたいなどという、思いが強くなってしまうこともあります。

 

それでできた子は運動に対して自信を持ちます。でも残念ながらできなかった子は、運動に対して自信をなくすかもしれないです。

 

そしてそれは小学校に上がっての学校体育でも同じような思いをする子がいると思います。

たとえば跳び箱を高く跳べる子の通知表は◎(すごい)、跳べなければ△(もう少しがんばろう)となります。

 

子どもたちに成績をつけることや順番をつけることも、学校のひとつの仕事なのでわかりやすい種目があると、やりやすいこともあるのではないでしょうか。

 

保育園や幼稚園での反応

なので、僕らが運動遊びという活動を始めたての頃に、「運動遊びという活動を取り入れませんか?」と園に話をしに伺ったたときに、ほどんどの園が「運動遊びってなんだろう?」という反応でした。

 

でもそこから、話を聞いて興味を持って頂いた園には、一度体験をしてみてから取り入れるかどうかを考えていただくということになるのですが、そこでも、取り入れるかどうかという園の話し合いで、別に取り入れる必要はないのではという先生の意見も多いそうです。

 

反対する先生は自分たちで、「跳び箱や側転、鉄棒を教えるこができないから」そういうことを教えてもらいたいということだそうです。

 

なぜなら小学校に上がると、体育の時間に跳び箱がある。縄跳びある。鉄棒がある。

 

そのときになってできないと、その子がかわいそうだから。恥ずかしい思いをするから。できないと運動が嫌いになるから。嫌な思いをするから。

だから、保育園のうちから取り組んで小学校に上がったときにできるようになってほしいという先生方や保護者の思いがあるんですよね。

 

でも、僕たちが思うことは、マット運動や跳び箱もそうですが、鬼ごっこやボール遊びなど、走って跳んで投げて、たくさんの動きを経験して、脳に体に心に刺激を与えることが大切だと思っています。

そうして発達した身体を使って、日常の生活をより楽しく快適に送れるようにしてもらいたいということです。

 

子ども自身が楽しんでいる

この前の運動遊びの時間、コートの中にいる子に、ボールを転がしてボールを当てる(転がしドッヂボール)というゲームをしたときのこと。

 

僕が「ボールを転がすのやりたい人ー?」と聞くと、体が小さいくて線も細く、動きも弱くて、性格も控えめで、どこか消極的だった子が、小さな体で「やりたいー!」と大きく手を上げてくれました。

 

しっかりと相手を狙ったボールは誰に当たることもなく、ゆっくりとコロコロコロとコートの中をよこぎります。

 

それでも、子どもの表情は楽しそうです。

 

「この子が、体が小さいことをマイナスにとらえることでなく、小さくて軽い分、身軽に動くことができるということに気付いてくれて嬉しいですね」という会話を園の先生としました。

 

「もう終わりー?もっとやりたい!」

「あー楽しいかったー!」

「次も楽しいこと考えてきてね!」

「次はいつー?」

「できなかったけど楽しかったー!」

 

子どもたちからそんな声を聞けるように、これからも楽しい時間を届けることができたら思います。

 

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