自分勝手な子どもが、周りを見えるようになるには?

サンビスカス沖縄/サッカースクール/運動あそび/障害者スポーツ指導員

谷本 優希

 

「集まろうね。集合しよう!」

と声をかけても、遊ぶのをやめない。

 

「説明するからコーチのお話聞いてね。」

と前置きをしても、隣の子に話しかけてしまう。

 

などなど。。。

周りのことを気にかけないで自分勝手に行動してしまう子。

 

どうすれば協調性がつくのでしょうか??

 

強い口調で注意した場合

たとえば、大人が強い口調で注意をする(あるいは怒鳴る)場合。

これは即効性があり、子どもの自分勝手な行動を抑制しやすいかと思います。

 

でもそれって、ただ怒られたくない。という気持ちから

自分にとって怖いと思う相手にだけ自分勝手を封印している可能性は大きいです。

 

つまり、表面的には協調性をつけたかのように見えますが、

怒られないため(自分を守るため)の行動でしかありません。

 

注意をしなかった場合

逆に自分勝手な行動をする子どもに対して

「この子は協調性がないからしょうがない・・」と諦めて注意をしない場合。

 

いつの間にか大人や周りの子どもたちが、その子の機嫌を損ねないように合わせるようになります。

 

すると「自分が好き勝手にふるまっていても、大人がなんとかしてくれる。周りの人が全部やってくれる。」と思ってどんどん自分勝手な行動に拍車がかかってしまいます。

 

「自分以外の人」を意識させる

自分勝手な行動をとる子どもに圧倒的に足りないのは何だと思いますか??

 

それは人のために行動する経験です。

「人のために!」と思ったら、自然と周りを見ます。周りを気にします。

 

「自分のため」ではなく、「人のため」の行動を増やすためには

積極的にその子に物事を頼むようにすることです!

 

「マーカー集めるの手伝って~」とか

「試合するからビブス持ってきて~」など。

はじめは誰でもできるような簡単なお手伝いから。

 

手伝ってくれたらその都度しっかりとお礼を伝えながら

少しずつ「お手伝い」ではなく「コーチのサポート」を頼んでみるようにします。

 

「遅れてきた〇〇くんにルール教えてあげてほしいな」

「元気がない〇〇くんに声かけてみてくれる?」など。

 

これらは実際に私がスクールの中で変化を得られた子どもの例です。

 

大切なのは、「この子は自分のことしか考えていないから・・」などと大人が決めつけてしまわずに、しっかりと子どもに頼ってみる、任せてみることだと思っています。

 

「頼りにされている」という実感を得ながら、人のために行動する経験を積み重ねていけば、大人がお願いをしなくても、自分にできることを探すようになります。

 

例にあげた子は、自ら周りを見て、人のための行動をできるようになったことで

自分勝手な行動が、ぐんと減ったように思います。

 

また、自分勝手な行動をする他の子に、「今は話を聞く時間だよ!」と教えてくれるようにもなり、これからはリーダーを任せられる存在になっていくことを期待しています。

 

大人が子どもを信じていろんなことを任せることで、子どもは変われると思います。

私たちコーチ陣も、常に子ども一人ひとりの可能性を信じて指導していきます!

 

なぜ消極的で運動が苦手な子がたったの1年で園のリーダーになり運動会のアンカーに選ばれたのか?

詳細は、こちらからご覧ください。

↓ ↓ ↓

◯サンビスカス沖縄サッカースクール

 

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