3月23日から25日の日程でサンビスカスのスプリングキャンプが行われました!
サンビスカスのキャンプイベントは、年に数回子ども達の連休(夏休みや春休み)期間に開催されます。
このキャンプですが、サンビスカスの中でも一番と言ってもいい大人気イベント!
今回のスプリングキャンプに関しては、会員さんにご案内して1週間後の申込日初日に満席になるといった大好評ぶりです。
さて、そんな人気イベントですが、私自身もコロナ期間はキャンプが開催できず、台風で中止や別の仕事を担当したりと、実は4年ぶりの帯同でした。
そんな私自身も楽しみにしていた今回のスプリングキャンプについての感想を少しお伝えできればと思います。
今年のスプリングキャンプは、2泊3日の伊江島で行われました。
伊江島ということで、本部港からフェリーに乗るのですが、子ども達はフェリーに大興奮!
スタッフは船酔いしないかドキドキしながら、子ども達とデッキに出て、船の外から見える波の水飛沫や伊江島たっちゅーをながめて子ども達のボルテージは最高潮!
中には数名寝ている子や船酔いしてしまった子もいたのですが、帰りのフェリーでは慣れたのか大丈夫だったようで、無事に全員がデッキからの景色を見ることができました。
日常で船に乗る体験はあまりないと思うので、普段体験できないことを味わえるのもキャンプの魅力ですよね♪
キャンプでは、チーム分けを行い各チームの高学年の子にリーダーをお願いしています。
リーダーの仕事は人数確認や声かけといったチームの管理と気配りが求められます。
- 集合場所に自分だけが集まっていればOKなのか?
- 荷物の整理は自分は綺麗に片付けたからそれで終わりなのか?
- 自分勝手な行動で今回のキャンプみんなと上手く過ごせるのか?
自分だけでなく周りをまとめる役割をリーダーを始め、高学年には求めていきますし、子ども達も自覚をもった行動が日に日にできるようになっていきます。
また今回のメンバーでは1年生や2年生の子も参加しており、低学年の子達も高学年のお兄ちゃんに抱っこにおんぶの状態ではなく、子ども達なりに自分がいま何をすべきか?ということをよく考え、行動に移してくれました。
自分が小学1年生のときって、あんなにしっかりしてたかな?と心の中で思っていたくらい、低学年の子達もよく頑張っていました(^^)
もしかしたら、ここまで読まれたあなたは、「うちの子にキャンプはまだ早いかな?」と思われたかもしれません。
ですが、みんな初日から出来ていたわけではありません。
ここだけの話、初日はコーチ達から注意されることの方が多かったかもしれません。笑
なぜなら、初めて親元から離れて宿泊する子も多いことや普段と違う環境から、緊張や興奮で落ち着かない様子が見られることが多いからです。
しかもフェリーにも乗ってますし、20人以上の生活となると、そりゃあ興奮しますよね?
ただ、それでも集団生活なので、全体に合わせようとする行動は必要です。
なんなら、サッカーのことよりもキャンプ期間は日常行動の方をコーチ陣は求めます。
理由は、サンビスカスのキャンプの目標は、サッカーが上手くなるだけではなく、生活面でも自分でできることは自分で行うこと。そして、困っている人を助けてあげることを目標にします。
このような理由があるからです。
ちなみにこちらは事前に参加者へ配布するキャンプのしおりの中に記載しており、子ども達とも共有しています。
キャンプの中では、料理、宿泊先の清掃、洗濯物を干すといった生活面のことも自分でします。
ほぼ初めて食器を自分で洗うといった子もいました。
コーチ達にサポートしながら使う包丁も、二等分にした材料の片方を手でおさえ、手で支えていないもう片方を切ろうとする子もいました。笑
夜は大好きなお母さんやお父さんに会いたくなり、寂しくなり、シクシクと泣く子もいました。(その際はコーチ達の部屋で気持ちを落ち着かせて、ちゃんと自分でまた就寝できました。)
このような普段体験できないたくさんの出来事がありました。
キャンプを通して、普段自分の周りのことを保護者の方にしてもらっている「ありがたみ」や「感謝の気持ち」を持ってくれたらと思います。
また低学年や高学年、お話をよく聞ける子にまだ難しい子、自分のことを主張できる子にまだ難しい子、いろんな子がいます。
そんなたくさんの個性がある中、自分以外の子に気を配れることは、キャンプのあとの学校生活だけではなく、その後の社会生活でも必要な能力だと思います。
ひとりの人間として成長できる機会にしてほしいと思うわけです。
最後に今回のキャンプで成長を感じた出来事があったので、シェアしますね。
実は4年前に私が帯同したキャンプで、そのときに参加していた子が今回のスプリングキャンプに参加をしていました。
あのときは1年生だったあの子も5年生になり、今回のキャンプではリーダーを務めました。
4年前のその子の様子をよく覚えています。
なぜなら、周りに合わせることや話を最後まで聞くのが難しく、誰よりもコーチ達から注意を受けていたからです。
そんな子が、今回のキャンプでは誰よりも周りを気にかけ、自分と違うスクール子にも積極的に声をかけリーダーの仕事を立派に務めていました。
成長っぷりをその子に話してみると、「そうだったっけ??」と本人は覚えていないようでしたが、成長した様子に嬉しく思いました。
またその子が最終日の朝にこんなことを話してくれました。
「サトルコーチ、今日の朝、みんなが気持ちよく寝ている姿を見たら、こんな後輩が育ってくれてなんだかうれしくなっちゃった。」
泣けますね。
優しい心をもったこの子の行動や気配りは、今回のキャンプのメンバーにきっと受け継がれていくと思います。
私たちはコーチ陣は、安全の確保をなによりも優先して、子ども達が大きく成長できるキャンプの機会を今後も作っていきたいと思います。*現在、次回のサマーキャンプに向けて準備中!(^^)
もちろん、今回のキャンプでサッカーのスキルもレベルアップしているので、お子さんの活躍をスクールでご覧いただければと思います!
またキャンプの様子をもっと見てみたいという方は、サンビスカスのInstagram、Facebookにアップしていますので、覗いてみてくださいね♪