父と指導者の間で悩んでます。

今回のブログが、僕自身の2024年最後の記事となります。

いつも読んでくれてありがとうございます(^^)

それで、なにを書こうかなー?と考えていたところ、ここ最近悩んだことがあったのでそれをお伝えしたいと思います。

僕のお悩み相談にのってください。笑

きっと年末にかけてお仕事も忙しいでしょうから、気楽に読んでもらえたらなと思います。

そんなわけで本題に入っていくわけですが、タイトルにもあるように父親と指導者の間で悩んだ出来事が先日ありました。

それは2歳の娘と妻と公園に遊びに行ったときのお話です。

おかげさまで外遊びが大好きな娘なのですが、とくに「すべり台」がお気に入りです。

遊びに行った公園には、5種類くらいのすべり台がありました。

幼児用の小さなすべり台、トンネルのような形のすべり台、うねうねした形のすべり台、何十mもあるローラーすべり台など豊富な種類に娘もテンションマックスです。

そんな中、僕を迷わせたのが、うねうねした形のすべり台。

どのような形かというと、長さでいうと10mないくらいの長さで真っ直ぐな形なのですが、その途中で2箇所ほど「うねっ」てなっているのです。←語彙力w

何が言いたいかというと、うねってなっている箇所で加速するような仕組みのすべり台でした。

それがウリでこのすべり台に乗る子はとても楽しそうで、娘もそのすべり台に興味を示しました。

ここで、指導者の知念悟が顔を出したのです。笑

普段から運動指導に対して、安全面を第一に行っています。

その上で、月に700名近くの子ども達に関わっていることもあり、たくさんの事例に関わることができています。

すると、なにができ始めるかというと、ちょっとした未来が見えたりします。

正しく言うと、起こりうる可能性が高い未来の仮説がたてられる。

というのが適しているかと思います。

どういうことか言うと、例えば保育園での運動あそびの時間で周りを見ることが苦手な子がいるとします。

周りを見ることが苦手といえる根拠として、いつも説明をしているときによそ見をしている、先生の指示に対していつも注意を受けてから動くなど、その子を観察していると行動に一定のパターンが見えてきます。

すると運動あそびだと何が起こるかというと、複数の人がランダムに逃げ続ける鬼ごっこだと他の子よりぶつかることが多くなります。

鬼ごっこでは、瞬時に状況を判断する「見る(認知する)力」が必要になるため、その力(意識)が弱い子だとぶつかりやすく、怪我をする・させる可能性が高いわけです。

もう少し加えると、そりゃあ普段の行動から出来てないわけだから、より難易度が上がる運動だとそうなるよなって僕からすると思うわけです。

そういったことをアミーゴやキッズスポーツでは、ひとりひとりの性格や特徴からくる行動パターンに対して、声かけを通して刺激を入れる働きがけをしています。

さっきの例だと、鬼ごっこをしながら

「○○くん、右みているー??ぶつからないために、どうするー??」

と伝え続けている感じです。

さて、話を本題に戻すと、このうねうねしたすべり台を滑りたいという娘に対して僕は、

「この長さですべって加速していくと、着地したときに足に筋力がないといけないけど、いまの娘の筋力だと止まれずに前に倒される可能性あるなー。しかも、すべり台の先にある怪我防止のゴムマットがめっちゃ小さいから、その先の硬い砂場に頭から落ちるパターンあるなー」

なんて、未来があると思ったのです。

そこで妻にお願いして、一緒にすべってもらって娘も楽しんでくれました。

ただ、そこで考えさせられることがあったのです。

娘のあとに控えていた女の子がいて、体のサイズ的に娘より一個上の3歳児さんだと思います。

その子はひとりで滑ろうとしていて、すべったところ足で勢いを止めることができずに頭から転倒しちゃいました。

大きな怪我に繋がってはいませんでしたが、痛そうに大泣きして見守っていたお母さんに抱っこされていました。

その様子をみて、やっぱりあのすべり台の作りだと、あのくらいの年齢はそうなるよなーなんて思いました。

なんてことを思いながら娘と遊び続けていたのですが、またうねうねしたすべり台の近くを通ったとき、先ほど頭から転んだ女の子が、またうねうねしたすべり台にチャレンジしようとする姿を見かけました。

どうなるんだろ?と思い、僕も目を向けると、その子は着地のタイミングで足を2,3歩前に進めることで、うまく衝撃を逃してすべり台を見事に滑っていました。

そんな失敗から成功をした女の子の姿を見て、「自分は娘から失敗の機会を奪ったのかもしれない」ということを考えさせられました。

ただ、あのすべり台に関しては、娘がひとりで滑るには適正年齢ではないと思っています。もしかしたら、頭から落ちて怪我を作ったり、勢いを止めれずに骨折のパターンも考えられたので、あの判断に後悔はありません。

ですが、親である私たちが子どもに関与しすぎて、失敗する機会や挑戦する機会を奪っている場面が、意識していないだけであるんじゃないかと思わされました。

今回、未来が見えます!なんてカッコつけてますけど、あなたもお子さんに対して、「うちの子の性格ならこうなりそう」とか「うちの子にはまだ早い気がする」といった先読みした判断が、一度や二度はあると思います。

今回の件を通して、見守る範囲と守ってあげる範囲の難しさを感じたので、もしよければ子育ての先輩として僕にアドバイスをください。笑

まぁ全てはバランスだよなーと今のところ考えているので、娘と色んな経験を通して僕も一緒に親として成長させてもらいたいと思います!

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