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大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)
「自分で考える力」を伸ばす!
僕は、子どもたちによく質問をして話を聞くようにしています。
なぜそうしているのかというと、子どもには自分で成長する能力があり、僕らコーチや大人がその成長をさまたげないように注意し、
「自分で考える力」
を伸ばすように接することが大事なことだと考えているからです。
さらには、自分で考える力を伸ばすことが、責任感と思いやりを持った自立的な人に、学び続ける姿勢を持った人に育つことにつながると思っているからです。
では、なぜ聞くことがそのような成長につながるのでしょうか?
人の成長には振り返りが必要!
それは、人の成長には振り返りが必要だからです!
人が成長していくために必要なことは、自分の行動を振り返ることです。
振り返りができる習慣が生まれれば「自分の意思」や「判断」で責任を持って行動する主体性が育っていきます。
今日のサッカースクールはどうだったかな?
どんなことが上手くいって、どんなことが上手くいかなかったかな?
どんなことを学んだかな?
など。
子どもに問うことで考える機会を与えます。
他にも、シュートを外したときに「次はどうやったら決めれるかな?」
相手にボールを奪われたときも「次はどうやったら奪われないかな?」
など。
そして、子どもが「○○したら上手くいくかもしれない」といったら、「おっ、よく考えたね!次は、そうやってみたら?」
という感じです。
大事なことは、人に言われたことではなく、自分で気づいたことは身につきやすいということを理解することです。聞くことで子どもたち自身が考える機会をつくり、行動へとつなげることです。
なので、聞いたことに対して返ってきた答えが間違っていてもいいのです。子どもが自分で考え、行動に移したということが大切なことなのです。
聞くことの目的を間違えないこと。
聞くことの一番の目的は、聞くことで、子どもの頭と心を整理し、子どもの成長をうながすためであって、大人が答えを知るためではありません!
聞いたことに対して、的外れな答えや、わからないという答えや、黙る子もいますが、それでもいいのです。聞かれることで子どもはそのときの自分を振り返ります。
ここで子どもの答えや、態度にイラッとしてしまうのは、子どものためではなく自分のために聞いているからなのですよね。。。
僕も、少しでも子どもが自分で考えるきっかけになったり、子どものことを知るきっかけになればいいなという考え方で子どもたちと向き合うようにしています。
みなさんも、どんなことを考えているのか?どんなことをしているときが楽しいのか?どんな自分になりたいか?
- どんな答えも否定しない(正解)!
- わからないも正解!
- 答えを強制しない!
をルールに、自分で考える、自分で選択するような質問を意識してコミュニケーションを取り、子どもの振り返りの時間をつくり、子どもの頭と心を整理してみてはいかがでしょうか?