「プロサッカー選手になりたい人??」

from 宮城哲郎

 

先日、クラブの記事で書いた内容が有難い事に、

物凄く好評だ・・・(恥)

 

「こうやって子供の事を思っていてくれたのですね?」

そう、保護者に言われた事が本当に有難い気持ちでいっぱいだった。

 

ちなみに、その時の記事はこちらから

サッカーの上達が一番です

 

そうしたついたでに、もう1つ、

うちのサッカースクールであった出来事を紹介したい。

 

 

「将来プロになりたい人?」

 

そのスクールは、実際に僕が現在指導をしている担当クラスでの話。

 

 

実は、そのクラスは前任の指導者の仕事の都合により、

【10月頃から新任がくるまでの3月まで】という期間限定で

指導をしているのだが。

 

10月に僕がサポートで入ったときの印象は、

サッカーをガツガツやっていきたいというよりも、

 

「みんなで楽しくやりたい!」

そんな事に喜びを感じているようなクラスだった。

 

 

一番、楽しい練習はもちろんゲーム、次に好きなのは「鬼ごっこ」

そんな子供らしいクラスで、僕もそうした子供達の関わりは、

自分の子供を見ているようで凄く楽しかった。

 

きっと、前任のコーチからサッカーの楽しさを、

存分に教えてもらっていたのだろう。

 

それが象徴として雰囲気にも現れていた。

 

もっとサッカーをしたいなら…

 

大体、うちのサッカースクールの在籍年数は、平均で四年。

 

幼稚園ぐらいからサッカーを初めて、小学校4、5年生ぐらいになると、

通っている学校の部活に入団するという流れだ。

 

もちろん、中には部活とスクールの両方でサッカーをしたい子もいて、

両方に関わる事でスキルアップを図る子もいるが。

 

僕の受け持っているそのクラスでは、

学校のチームの練習時間とうちのスクールがモロに被るらしく。

 

スクールを通してサッカーにハマった事は、

見事に部活に入団する。笑

 

 

 

ま、そんな地域の学校の下の子達の育成に携わるのも、

こうした総合型地域スポーツクラブの役目だと自負もしているし、

今までの10年間そうした流れでやってきたので。

 

うちのクラブでも、

「もっと挑戦したかったら部活に入って頑張りなさい!」

そんな事を言って毎年送り出している。

 

実際に、スクールから部活に入団したとしても、

この子や家族との関係が切れるわけではないし。

 

なにより、子供をきっかけに地域の学校や部活とつながるので、

「なんかサッカーで街が繋がるのは良いな…」

そう実感できているのも良いことだ。

 

 

ただ、そうは言っても僕が代打で関わってきた頃、

「もう少し、部活でもやってみたい・・・」

 

そんな事を発言する様な子がいても良いのではないのか?

というぐらい、みんなで集まってたくさんボールを触って、試合をして帰る。

 

そこが本人達の一番重要な要素だったのは言うまでもない。笑

 

もちろん、サッカースクールなので「楽しい」のは当たり前で、

いかにしてサッカーの上達も両立させるのか?という事も忘れたことはないので。

 

子供達も練習を繰り返す度に上達していくのだが。

ある事をきっかけに子供達の様子が変わったようだ…

 

ある生徒がきっかけで…変わった雰囲気

 

最近、幼稚園の頃から通っていた子がいて、

その子が5年生を迎える前に部活の方に入部したいという事で、

退会届けをだしてきた。

 

もう、5年の付き合いにもなり本人との話の中で、

「部活に入団する前の対策を…」という事だったので。

 

今まで、個人のスキルアップ中心の練習から、

他のメンバーの為にもなると思ったのもありグループ練習を取り入れた。

 

 

ゲーム形式の練習でも。

 

「ボールを持った時に、何を意識するのか?」

「一対一になって周りに誰もいない場合、どういう事を考えるのか?」

「ドリブルで抜く時には、相手のどの足を見るのか?」

「声を出してパスをもらう前に、まず何を考えておくのか?」

「ボールを奪われた時には、すぐに取り返すのか?それとも一度、後ろに下がるのか?」

 

そんな声かけが増えていく。

 

別に、メニュー自体は子供達にとっても目新しいものではなく、

よくある練習の1つの中での行為なのだが。

 

今までは、ボールをもったら「まずはチャレンジ」というのが主で、

失敗しても「次のチャレンジの為の準備を」ということがベースだったものが。

 

 

サッカーで起こるさまざまな局面でおこる問題に対して、

子供達に視点をおいてもらうようにした。

 

 

すると、不思議な物で子供達のサッカーの仕方や取り組み方に、

変化が生じる様になる。

 

今までとは違う喜び

 

例えば、今までは試合の時でも、

「自分が何人かわしてゴールを決めるのか?」

これが子供達にとっての一番の喜びどころだったのだが。

※たまに、どれだけ遠くまでボールを蹴れるか?もあるが。

 

最近は、違う。

 

ボールを持った時にドリブルなのか?パスなのか?それともシュートか?

そうした判断が子供達の中にイメージとして存在しているので。

 

子供達にとっては、たまたまドリブルで抜けたとか、

たまたまパスが通ったという事実では物足りないのだ。

※ゴールだけは別。笑

 

自分の描いたイメージ通りに、

そして自分が決定した選択肢が成功して初めて。

 

子供達の顔はくしゃくしゃになるほどの笑みを浮かべる。

 

その時の顔と言ったら、まさに「ドヤ顔」

 

「コーチ?今の俺のプレー分かった?」

そう、大人の僕に自分のイメージが分かっているのか?と聞いて来る。

※一応、元プロ。。。。

 

これまでは、その時々の「時間」が楽しかった子供達。

だが、最近ではその「時間」を「どのように過ごしたか?」

ここまでこだわる様になってきているところが面白い。

 

先日のミーティングで、試しに…

「将来プロサッカー選手になりたい人?」

 

そう聞いてみると、

ほとんどの子が手を挙げたことに驚いた。

 

中には、YouTubeや宇宙飛行士、

社長という子、ゲームを作りたいと言う子もいた。

 

サッカーという手段も、掘り下げれば様々な発見があるし。

 

その発見を自分の力で見つけた時に、

こうも子供は熱くなるのか?ということを知った今日この頃だった。

 

とりあえず、夢を熱く語ってきた子供達に対して、

僕が子供達、全員に言った事それは・・・

 

「その想いがあれば、どうせ有名人になるはずだから、その時はコーチの名前を出してね♪」

という言葉だ。笑 ※保護者の皆様もよろしくお願いします…♪

 

子供達の無限の可能性に対して、

自分の大切の時間を使える事への喜びをうけて、

これからも楽しもうと思う。

 

 

それでは…

 

あわせて読みたい
サッカースクール 【】 サンビスカス沖縄サッカースクールでは、年齢に応じた動きを習得し、子どもたちが自ら考え行動する力を育みます。 個人のレベルに合わせたスモールステップで「で...

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次