4分間のアニメーションに込めた想い

 

サンビスカス沖縄の宮城です。

 

いつも、サンビスカス沖縄の活動に参加して頂き、誠にありがとうございます。今回は、サンビスカス沖縄に関わる全ての皆さんに大切な話があってこの手紙を書いてます。

 

実は、この度、サンビスカス沖縄でアニメーション動画を制作しました。今回はそのアニメーションを会員の皆さんにお披露目しようと思ったわけです。

アニメーションとは言っても、4分程度のショートアニメーションです。

 

そこに登場するのは、皆さんも一度は目にした事はあると思うのですが、クラブのマスコットキャラクター「さんびー」です。

クラブマスコットキャラクター「さんびー」

なぜアニメーションを製作したのか?

 

この手紙を書いている前日、沖縄では独自の緊急事態宣言が出されました。今年の4月に出されてから2回目の緊急事態宣言です。

その結果、4月に続き、またしても僕らのスポーツ活動は「自粛」を余儀なくされてしまいました。

 

これはサンビスカス沖縄だけではなく、全てのスポーツ活動がそうです。中には、自分の夢である大会への参加を断念する子達も出てきた事でしょう。

子供だけではないですね?世界中の人が今、色々な物を断念せざる得ない状況に置かれています。

 

 

 

つい半年前までは、どこにいっても子供達が元気よくスポーツを楽しみ、そして仲間たちと一緒に、ハイタッチしたり、大声で笑いあったりが日常でしたが、それが嘘のように無くなってしまいました。

 

1回目の時は、初めての事だったので、とにかく子供達の安全を第一に考える事、そしてそのような事態になっても子供達に学ぶ機会を提供する為にはどうすれば良いのかという思いだけで、必死に模索して乗り切っていた気がします。

 

しかし、さすがに今回の自粛に関しては、「またか。」と、肩を落とした子供たちも多くいたかと思います。

 

大好きなスクールに、またしばらく通えない・・・。

 

子供たちにとっては、ひとつの居場所として確立しているものがなくなるということは、精神的にも不安定になるかもしれません。大人でさえ、こんな状況が長く続けば嫌になるものです。

 

しかし、そんな子供たちや保護者の皆様の事を思い、スタッフ、コーチ達は本当に必死で頑張ってくれていました。

 

実際、この自粛期間の間、慣れない手つきで動画を編集したり、SNSを通じてポジティブなメッセージを発信したり、各々が人がいないような場所にカメラを持って、アイディアを出し合い、みんなに「スポーツを届けたい」という思いだけでやっていた事を、僕は間近で見ていました。

 

そうした努力を踏みにじるように、今回の2回目の自粛です。

 

正直、悔しさ、無力さと、なんとも言えない気持ちでいっぱいです。

これはきっと、みなさんも同じ気持ちでしょう。

 

僕が子供の頃は、想像もしなかった状況です。

あたりまえのように外で遊んで、当たり前の様に夢を追っかけて…。

 

そういう物が、一瞬で奪われるかも知れない。

そんな状況下に今の子供達は置かれているのだと感じました。

 

もう「今だけ」の問題ではない

 

でも、これは何も今回の感染症の事だけではないと感じています。

 

コロナ話題で表には出てきませんが、毎年の様に続く災害級の大雨、気温の上昇、異常気象など、僕らが子供の頃よりも大きなリスクに晒されているのです。

 

特に、環境問題に関してのリスクは拡大してます。

 

環境省が提供している熱中症予防情報サイトの中で掲載されている「暑さ指標」というのがあるのですが、それによると気温が28度を超えた時点で、全ての生活活動にリスクがあると明記されています。

 

運動に関する指針だと、31度以上だと激しい運動は禁止、35度以上で「運動自体を禁止」にすべきということが実際に言われているんです。

 

35度なんて、ここ数年だと当たり前すぎてピンときませんが、僕らはそうした「リスク」に常に晒されているんだなと改めて感じたものです。

 

 

このまま何も考えないで生活をしていくと、いつの日か「昼間、外でスポーツは禁止」なんていう、あり得ない未来が待ってるかも知れないのだと、強い危機感を感じてます。

 

 

僕の息子の将来の夢は、『プロのサッカー選手になる事』だそうです。

 

「いつの日か、バルサでプレーしたい!」

 

そういって家でもずっとボールを触っていますし、スクールがある日なんてのは朝からハイテンション。あまり好きでもない宿題も、その日だけは学校を帰ってすぐに取り組みます。(いつもは、友達の家に寄り道ばかりしてますが…)

 

これも全て「大好きなサッカーをするため」というモチベーションからきているわけです。

 

そして、そんな息子の様子を見てると、僕は思います。

 

「子供達が大きくなって、自分の夢を堂々と追っかけることができる様な未来を作りたい」

 

そう強く思うのです。

 

僕は親バカでしょうか?

でも、これを読んでいる同じ子を持つ保護者の皆さんも、共感してくださると思っています。

 

持続可能な未来をつくりたい

 

そうした理由から、皆さんも知ってる通り、僕らサンビスカス沖縄は2019年6月に「SDGs宣言」を掲げました。

2020年にはおきなわSDGsパートナーとして登録されました

持続可能な未来を作ること、そして、持続可能な未来を担う人材を育成することをクラブのミッションとして掲げたのです。

 

そして、持続可能な未来を作る事とはどんな事なのか?SDGsってなんなのか?

 

それを、多くの子供達や、保護者の皆さんに、より分かり易く伝えたいという想いから誕生したのが、サンビスカスのマスコットキャラクター「さんびー」なのです。

 

 

「さんびー」は、クラブの子供達がモデルになってます。

 

サンビスカスの活動に参加している子供達を、10年以上見てきて誕生したのが「さんびー」です。

 

僕は今回のアニメーションを通じて、『持続可能な未来を作る事ってなんだろう?』という事を、親子で考えるきっかけになってくれたらなと、密かに思っています。

 

僕らが子供の頃「当たり前」だったことが。

僕らの子世代、孫世代にとっても「当たり前」であって欲しい…。

 

その為に、僕らに何ができるのだろうかという事を、考えるきっかけになって欲しいという想いが、今回のアニメーションには込められています。

 

僕らはスポーツクラブですが、スポーツを提供しているつもりはありません。

スポーツを通じて得られる「未来」を提供しているという想いで活動しています。

 

 

で、あれば例えスポーツという「手段」が一時的に奪われてしまったとしても、未来について共に学び、考えるという事を辞めてはいけないと思います。

 

もちろん、それには保護者の皆様の支えが必要です。本当に大変な中でも、いつもクラブの判断に対してご理解頂き、誠にありがとうございます。

 

正直、先の見えない状況が続く中で、毎日が手探りの日々です。

何が正解か分からない中で、代表である僕の決断により、今後も皆さんにご不便をおかけする事もあるかと思います。

 

 

ただ、それでもこうした困難な状況だからこそ、子供達に恥じないような大人であろうと、クラブスタッフ一同、必死で頑張っていきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。

 

という事で、短い作品ではございますが、渾身のアニメーションをどうぞご家族でご覧になってみてください。

 

 

持続可能な未来のために。

 

 

宮城 哲郎

 

 

PS:アニメーション製作に関わった全ての方へ

制作中たくさんの人達の協力を頂きました。本当にありがとうございます。素晴らしいクリエイターの皆さんとのやり取り本当に素晴らしい経験でした。スキルも何も持ってないくせに、たくさん口を出させてもらいましたが、僕らの想いも全て組んで頂き、本当に素晴らしい作品ができました。心より感謝申し上げます。