心の中と向き合う時間

サンビスカス沖縄/サッカースクール/運動あそび/障がい者スポーツ指導員

谷本 優希

 

先日、スクールが終わった後に

ある子と漫画の話をしました。

 

わたしの知らない漫画だったので

どんな漫画なのか教えて?と言うと

 

一生鮮明に頭の中を整理しながら

自分の言葉であらすじを説明してくれて

最後に「とっても面白いよ!」と。

 

 

そこから

「一番心に残っている決め台詞は?」

「感動したシーンはある?」

「予想と違った展開は?」

「続きはどんな話になると思う?」

などなど質問を繰り返していると

気づいたことがありました。

 

それは、子どもは漫画を読みながら

「自分と主人公を照らし合わせている」

ということです。

 

当たり前といえば当たり前なのですが。

でも、それって。

わざわざ人に説明しようとしたり

自分の言葉にしようとしない限り

サラサラっと流れていってしまうと思うのです。

 

子ども自身、自分と照らし合わせて

読んでいることにはたぶん気づいていないし

漫画の中の世界として捉えているはずです。

 

心の中にあるものと向き合う

 

普段、日常生活を送る上で

その一瞬一瞬に、いろんな感情や

感覚、価値観などが自分の中で

動いていると思います。

 

だけどそれって、

人に伝えようとしたり

文章にしようとしない限り

サラサラっと水のように

流れていってしまう。

 

漫画を読んでいる時も同じです。

 

感動したシーンがあるのに

「あ~感動した」

で終わってしまう。

 

なんていうか

確かに自分の心の中で

何かが動いたはずなのに

それが何故なのか

探ろうとしないままに

サラッと流れてしまう感じ。

 

何が言いたいのか

伝わっているでしょうか・・・・

 

 

例えばこれが

感動したシーンについて

もっと深く考えてみた場合には。

 

なんで感動したんだろうか?

 

過去に自分も同じような体験を

したからかもしれない。

これから自分に起こりうるようなこと

だからかもしれない。

 

あの感動したシーン。

 

自分が主人公だったら

こんな行動をとっただろうな。

あの主人公は自分とは違う

考え方をもっているから

自分とは違う行動を取ったな。

 

みたいに。

 

自分と主人公を照らし合わせながら

自分の心の中と向き合うことができる。

 

主人公の「心の中」を描写してある

漫画を読むことで

自分の心の中を

客観視することができるのです。

 

ちょっと何を言っているのか

自分でもわからなくなってきましたが。笑

 

要は、夏休みの宿題である

「読書感想文」は、

子どもたちに

これをしてほしいから出してある宿題なのかもしれないな・・・

と優希コーチは考えた。ということです。

 

読書感想文には何を書くか

 

読書感想文と聞くと

本は学校側に指定されているし

何を書けばいいのかわからない。

というイメージが強いかもしれません。

 

でも、先ほどの漫画と考え方は同じだとすると。

 

なんのために本や漫画を読むのか。

 

それは、主人公と自分を照らし合わせながら

自分の心の中と向き合うため

だと想うのです。

 

「現時点で自分の中にある考え方」と

「本や漫画から入ってきた考え方」を

照らし合わせて、自分の心と会話をする。

 

そしてそれを言葉にして

読書感想文に書いてみる。

 

だって、本全体を通して

「この本どうだった?」

と聞かれると、難しいですよね。

 

どうだったも何も・・・

おもしろかったよ・・・

 

となれば、読書感想文は

あらすじをダラダラと書いて

最後に「おもしろかったです」

で終わってしまうでしょう。

 

でも。

先ほどのように

「私が感動したシーンはここです!」

と示した上で

 

なぜ感動したのか?

 

過去に同じような体験をしたから。

 

又はこれから自分にも起こるかも

しれないと想像したから。

 

自分ならこう考えたけど

主人公は違った。

 

などなど。

自分と主人公をリンクさせれば

想うことは溢れてくるのではないでしょうか。

 

感動したシーン以外にも

  • 心に残った文章
  • なんかひっかかった主人公のセリフ
  • 私ならこうしたのに!と思った場面

なんかを取り上げてみると書きやすいかと思います。

 

これはあくまで

優希コーチの個人的な

読書感想文に対する見解ですが。

 

もしもお子さんが読書感想文に困っていたら

このような質問をしながら

お子さんの心の中と会話をしてみると

なにかヒントになるかもしれませんね。

 

夏休みの間に、子どもたちが

自分の心の中と向き合う時間を

楽しめますように☆

 

 

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