足もとの大切なことを忘れずに

サッカーをする少年

4月に入り、進学・進級となり新しい1年が始まりましたね。

皆さんのお子さんはいかがお過ごしでしょうか??

僕が関わることの多い、保育園・こども園に通う子ども達、キッズスクールやサッカースクールの子ども達、児童デイサービスに通う子ども達も、それぞれ違う環境ですが学年を重ねたことで自信が増したように見えます。

例えば、こども園では、昨年までぼーっとしがちで周りの子に教えてもらうことが多かった子が、転園した子に対して運動遊びの流れを教えてくれる場面がありました。

スクールでは、コーチお手本しようか!?と自信ありげにアピールをする新年長さんや兄弟で一緒に同じサッカースクールに通えるようになり新一年生の弟くんに優しく接するスクール生の姿がありました。

児童デイでも、前まで感情に身を任せ心のコントロールを課題にしていた子が、仲間へ応援してくれるシーンがありました。

子ども達の背筋が伸びた後ろ姿は1つお兄ちゃん、お姉ちゃんになったんだぞ!とまるで言っているように見え、子ども達の成長に嬉しく思います。

新しい一年が始まるんだなぁ。

子ども達の姿を見て改めて感じ、昨年度以上に運動を通して、たくさんのことをサンビスカスに関わってくれる子ども達に伝えられたらと思います。

さて、少しだけ話は変わり、先日サンビスカスでも新年度最初のクラブミーティングが行われました。

皆さんの会社と同じように事業の確認を行うわけですが、代表が最後に伝えた言葉が僕の中に印象強く残っています。

それは、「子ども達の運動機会を奪わないことを再度意識していこう」という言葉です。

もしかしたら、一度はご覧になったり聞いたことがあると思うのですが、子ども達の神経系は12歳までにほぼ100%完成されます。

一般的に運動神経と呼ばれる神経も12歳までに作られます。

そう言っても大げさじゃないのです。

僕ら大人が100回ボールを投げるのと、子ども達が100回ボールを投げるのでは、神経への影響の与え方が大違いなのです。

事実ちょうど一年前に設立された「サンビスカス沖縄U-12」チーム活動に通う子ども達は、とてつもないスピードで成長しています。

一年前の4月の公式戦では、20点近く離されて負けていたチームが、今や接戦して勝つ場面もあります。

スポンジのように吸収して成長する、とは本当にこのことを言うんだなとチームの子ども達を見ると特に感じます。

つまり僕が一番お伝えしたいことは、運動における僕らの時間の価値と子ども達の時間の価値が全然違うということです。

指導について学ぶと、ときに知識が邪魔して説明に時間を取ってしまったり、メニューをこだわりすぎて狙った動きに至らないこともあります。

もちろん僕自身が「子ども達にこうなって欲しい」という前向きな感情からこのような失敗があるわけですが、、、。

ただ、その前提には、この期間でしか得られない子ども達の成長があり、それはたくさんの運動機会から得られる。という大前提を忘れないようにしたいと思います。

もっといい指導を、もっといい指導者に、そう上を見ることも大事ですが、足もとにある大切なことを忘れない一年にしたいです。

今年も子ども達の成長に全力を尽くして、子ども達に成長させて貰おうと思います。

どんな成長が見られるか今から楽しみです(^^)

サッカーをする少年

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