あなたは、子どもたちに対して
- 自己肯定感の高い子に育って欲しい
- 自己肯定感を育てたい
- 自分に自信を持ってほしい
といった想いを抱いたことはないでしょうか?
私も日々、多くの子どもたちに接しているため、子どもたちをみていて
「自信を持ってほしいな」
「自己肯定感が高まってほしいな」
を思うことがあり、そんなことから、私は現在、チャイルド・コーチングアドバイザーの資格取得に向けて勉強をしているところです。
自己肯定感って何?
そもそも、自己肯定感とは、『ありのままの自分を肯定する感覚』のことで、
良く勘違いをしてしまいがちですが、
『常にポジティブ。常に自信に満ち溢れた状態=自己肯定感が高い』
ではなく、
『自分には、強みも弱みもあって、それらを含めた全部が自分であり、そんな自分でも自分の課題を解決することができる』
という、自分の可能性を信頼できる状態が「自己肯定感が高い状態」と言われています。
自己肯定感が下がってしまう原因として、子どもの頃や幼い頃に周囲の大人からできないことを指摘されることが原因の一つとも言われており、
「あなたにはできないよ」
「だからダメなんだよ」
といった否定的な言葉を伝え続けると、子どもたちの自己肯定感は育たないそう。
では、そういった状況を避け、子どもたちの自己肯定感を高めるためにはどうしたら良いのか?
それは、『承認する』ことだと言われています。
自己肯定感を高めるには3つの承認が重要
承認とは、「その事柄が正当だと認めること。もっともだと認めること」という意味があり、
自己肯定感を高めるための承認には『3つの承認』があります。
その3つの承認とは、
- 結果承認
- 行為承認
- 存在承認
の3つです。
結果承認とは、結果を出したことに対して承認することで、「ほめる」というアプローチがなされやすい承認です。
例えばテストで100点を取った時に「100点とって凄いね!」と褒めたり、シュートを決めたりした時に「ナイスシュート」と褒めることです。
行為承認とは、結果が出る、出ないに関わらず、それまでに望ましい行為(行動)に対して行う承認のことで、例えば、
「たくさん練習しているね」
「考えて行動しているね」
「キレイに書こうとしているね」
といったような声かけが行為承認になります。
存在承認とは、結果を出しても出さなくても、存在しているだけで価値があるという承認のことで、
「○○くん、こんにちは」
「○○くん、こうしてみたら良いよ!」
「○○くんはどう思う」
といったように名前を呼んだり、あいさつをしたり、話を聴いたりと、相手の存在を認めて関心を持っているというメッセージを伝えることです。
結果(結果承認)ではなく、プロセスを褒めよう(行為承認)が良いと言われたりもしますが、結果承認が効果ないわけではなく、存在承認や行為承認がないままに結果承認だけがされ続けると、
「結果を出さないと認めてもらえない」
という感情に陥ってしまう可能性があるため注意が必要だということです。
そのため、日頃から名前を呼んであげたり、話しかけたり、話を聴いたりといったコミュニケーションをとりながら存在を認め、
その子の頑張っていることや努力していること、意識していることなどの行為(行動)にフォーカスして、行為承認することが大事になってきます。
私たち大人は、子どもたちよりも長く生きていて、たくさんのことを経験している分、いろんなことを知っています。
そのため「なんでこんなこともできないんだろう」と思ってしまうこともありますが、今できないだけで子どもたちはできるようになるために頑張っていて、私たちは子供たちが困った時にそのサポートをすることが大事だと思います。
私も、日頃から子どもたちとコミュニケーションを取りながら、子どもたちの存在を認め、子どもたちが取り組んでいること、頑張っていることをしっかりと見て承認し(行為承認)、出した結果も見逃さずに承認する。
そんな関わり方ができるように、スクールや体育指導でも努めていきたいと思います。