サンビスカス沖縄/サッカー教室/幼児体育指導/保育園巡回指導/サッカースクール
大城 充幹(サッカー協会公認B級コーチ)
中学の先輩から影響を受けたこと
中学校のサッカー部のときに、僕たち後輩のことをすごく気にかけてくれ、面倒をみてくれる先輩がいました。その先輩は、大会や練習試合があると、「よし!歩いてその会場まで行こう!」と言ったり、試合が終わって体が疲れてもう動きたくないというときにも、「よし!今日は歩いて帰ろう!」と言う人でした。
そして、「どうせなら、落ちているゴミを拾いながら歩こう!」とも言う人でした。
よく家の周りを散歩をしたり公園を歩いたりしていると、たくさんのゴミが落ちています。そのゴミを拾って持っち帰って捨てたりもします。でも、次の日にはまたゴミが落ちています。
落ちているゴミは、ポテトチップスやポッキー、じゃがりこなどを食べた後の袋や紙パックのレモンティー。そのストーローの袋。ジュースの空き缶にペットボトル。タバコの吸がらも多いです。
ほとんどのゴミを捨てていっているのきっと子どもたちなのかなと思います。
僕は、「ゴミがいっぱい落ちていても気にならないかな?」
「ゴミがいっぱい落ちているとこで遊ぶより、キレイなところで遊ぶ方がより気持ちよく、より楽しく遊べると思うけどなあ。」と思います。
でも、いまの自分がこう思うことも、ゴミを捨てないことも、ゴミを拾ってしまうことも、中学校のときに僕たちのことを面倒をみてくれた先輩のなにげない一言で、歩きながらゴミを拾った経験が、大きく影響しているかなと思います。
小さいころからの積み重ね
前に、僕らの運動遊びを取り入れている保育園で、近くの公園に行き、そこで運動遊びをすることになりました。
そのとき年長さん、年中さん、年少さんみんなで公園に行きました。
年少さんから先に運動遊びをすることになり、その間、年長、年中さんは、公園のゴミを拾ってくれていました。
子どもたちが戻ってきたときには、たくさんのゴミが。
特にペットボトルが大きなゴミ袋いっぱいになっていました。
このときの子どもたちは、自分たちで公園をきれいにしたことで、気持ちよく楽しく、思いっきり走り回ることができたと思います。
そして、この子たちはゴミを公園に捨てていくようなことはしないと思います。
このような行動の積み重ねが、ゴミの落ちていないきれいな街、ひとりひとりが気持ちよく生活できる街にしていくことができると思います。
学校という場所でも、特別活動という名前で校庭内やよく利用する近くの公園などでの清掃活動もあると思います。
僕もそんなことをした記憶があります。でも、学校というところでの活動は、いいことをしていたとしても、どうしても「学校でやることが決まっているから・・・」という主体的な部分が弱くなってしまっている気がします。
なので、その時間だけゴミを拾って、一歩学校の外に出るとその意識がなくなるってしまっている気がします。
身近な人の影響力
それよりも、子どもたちに影響力のある身近な人や大人が、なにげなく
「公園でたくさん遊んだから、公園をきれいにして帰ろうか」
「気持ちよくお散歩できるように落ちているゴミを拾いながら歩こうか」
という言葉や行動の方が、日常の中に当たり前のことのように、溶け込んでいくのかなと思います。
いまのこの状況と、この状況がこの先いつまで続くのか先がみえず不安やストレスを感じている人が多いと思います。
子どもたちと散歩しながらゴミ拾いをしてみることも、心が晴れやかになり、その不安、ストレスを和らげる一つの方法かもしません。運動不足の解消にもなりますしね。
子どもたちは、自分のことをみてくれている、身近の人に影響を大きく受けます。その力は本当に大きいと思います。
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