『観る力』をつけたことで得た自信

2022年もあと1週間ほどになりましたね!

子どもたちの指導をしていると、子どもたちの急激な変化や成長に驚かされることがあるのですが、今年もそういった場面が多くあったので、今日はその一部を皆さんにもシェアしたいと思います。

目次

ボールを持っていない時に何をするのか?

サッカーにおいてドリブルやパス、シュートといったボールを触る技術(コントロールする技術)もとても大切なのですが、

それと同じようにボールに触れていない時の行動も重要になってきます。

なぜなら、サッカーの試合でボールを持っている(保持している)状態というのはとても短く、

例えば、日本代表やプロの試合の場合、1試合約90分の試合時間がありますが、その試合の中でも一人の選手がボールを持っている時間は、2〜3分しかないと言われています。

そのため、ボールを持っている時の技術だけでなく、ボールを持っていない時の技術の両方が重要だと言われています。

そういったことから、スクールでもボールを触る技術だけでなく

「ボールを持っていない時に何をするのか?」

ということを伝えながら指導を行っています。

そのボールを持って重要なポイントが『観る』ということで、なぜなら

  • 誰にパスをした方が良いのか?
  • どのルートをドリブルした方が良いのか?
  • どこを守っていた方が良いのか?

など、観ることで判断をするときの材料を手にいれることができ、その材料があるからこそ良い判断を行いやすくなるからです。

そういったことから、『観る』ということを子供達に意識してもらいながら練習を行っているのですが、これがやってみると難しい技術でもあります。

自信を得た男の子

そんな中、子どもたちも少しずつ観る意識がついてきており、最近では僕がミニゲームに入ってもしっかりと周りを見てパスを繋いでボールを取られないようにしたり、

ワンタッチで逆サイドに展開をして僕を翻弄するなど子どもたちの成長に驚かされています。笑

そして、ある男の子は周りを観てパスをするという力がとても伸びてきました。

そうしたことから、試合でも周りを観ながらパスを出せるようになり、周りのお友達からも「Y君パス上手だよね!」と認められるようにもなりました。

そうやって周りに認められるようになったことで、そのプレーに自信を持つようになり

「僕パスが得意だから、僕がボールを持ったらパスをするからみんなボールをもらう動きをしてね!」

と自信を持った発言や積極的な行動をすることが増えてきました。

このように、子どもたちはあることをきっかけに急激に成長することがあります。

そして、そこに自信を持てるようになれば積極的になったり、自主的に努力するようにもなります。

子どもたちの成長のためにも、そういったきっかけをたくさん作っていけるスクールにしていきたいと思います。

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