サンビスカス沖縄/パーソナルトレーナー/シェイプサイズ
知念諒
最近よく聞く「糖質制限ダイエット」!
この糖質制限ダイエットとは糖質である米やパン、
麺類はもちろん砂糖を使ったお菓子などを摂らない、
または摂る量を少なくすることで痩せるダイエット法になっています。
しかし、「脂質をたくさん摂る→脂肪が増える」は
分かるような気がしますが、
「糖質をたくさん摂る→脂肪が増える」は
なぜ脂肪が増えるのか?と
疑問に思ったことはないですか?
本日は、糖質が脂肪に変わるメカニズムについてお話ししたいと思います。
糖質が脂肪に変わるってどういうこと?
①まず食事から摂った糖質(お米など)は、
体の中に入ると「ブドウ糖」に分解され小腸で吸収されます。
②小腸で吸収されたブドウ糖は血液中を流れ、
エネルギーとして全身に運ばれます。
この血液中のブドウ糖は「血糖」と呼ばれ、血糖値が上がります。
③血糖値が上がるとこれを抑えようとするホルモン「インスリン」が分泌されます。
血糖が全身の臓器に届くとインスリンが働き、
血糖を「グリコーゲン」に変えでエネルギーとして使用したり、
筋肉や肝臓に蓄えます。そうすることで血糖値が下がります!
④しかし!筋肉や肝臓にエネルギーとして蓄えられる量が決まっており、
この蓄えられる量を超えると別のものとして蓄えようとします。
(一般成人で肝臓に100g、筋肉に250g〜300g程度グリコーゲンを蓄えることができます。)
そう、それが「脂肪(中性脂肪)」なのです!
そのため、エネルギーとして使用する量&筋肉や肝臓に蓄えられる量を超える糖質を摂ると脂肪が増え、太ってしまうのです。
特に夜遅くや夜中になるとインスリンの機能が働きにくくなります。
インスリンの機能が低下すると、糖質を筋肉や肝臓に蓄える働きが低下してしまい、
中性脂肪として体に蓄えてしまいます。
また、脂肪の合成を促すタンパク質が夜6時以降に活発になるため、
夜遅く食べるほど太りやすくなりますので、夜遅くや夜中の食事は特に気をつけましょう!
(遅くても21時までに夕食をとるようにしましょう)
しかし、糖質は体を動かすエネルギーとして重要な働きをしますので、
過度な糖質制限はオススメしません。
あくまでも、摂りすぎ、摂る時間に注意をして欲しいと思います!