サッカーには、目に見えやすい優れている能力と、目に見えづらい優れている能力があります。
そのどちらか一方だけでなく、両方の能力が優れていると常に安定した良いプレーを続けることができます。
まず、簡単に分かりやす目に見えやすい優れている能力はというと。
- ドリブルが上手い
- 足が速い
- キック力がある
などがあります。
こういった能力が高い場合、それだけで戦える武器になります。
でも気をつけたいことは、その能力を試合で最大限に発揮できているかです。
たとえば、
- ドリブルが上手い→メッシのようなドリブルでゴール前まで進むが、シュートが打てない
- 足が速い→エムバペのように足が速いが、ボールを蹴り出してしまうボールタッチでボールが体から離れるところを相手に狙われて、ボールをよく奪われてしまう
- キック力がある→バルベルデのようにキック力があるが、シュートが枠に飛ばない
このような場合は、自分自身の優れている能力を最大限に活かすことができませんので気をつけなければいけません。
反対に、目に見えやすい優れている能力がなくても、自分自身の今持っている能力を最大限に発揮できる能力が、次に上げる目に見えづらい優れている能力です。
首を振る
すべてのプレーが、これができることできないことで、大きく変わってきます。
良いタイミングで、何を見るかも重要で、効率よく適切に首を振り、周りの状況を確認し続けることで状況を判断でき、その場に応じた適切なプレーをすることができます。
ファーストタッチと同時に顔が上がる
ファーストタッチと同時に顔が上がる子は、プレースピードが速いです。
コンパクトなスペースで、プレースピードが早い現代サッカーでは、とても重要な能力の一つです。
もちろん意図した場所にボールを置くことができなければ、プレースピードは遅くなるので、ボールコントールの技術も必要ですが、意識をするだけもプレーがだいぶ良くなります。
ディフェンス
サッカーは、点を取ることが重要ですが、点を取らせないことも重要です。
1対1で相手を止められる対人力に、組織的にディフェンスをすることを理解し実行することは、現代サッカーにおいて重要な能力です。
ポジショニング
どんな場面でも適切な判断をして適切なポジショニングをしていると、後のプレーが簡単になり良いプレーをすることができます。
反対に、基本的なポジショニングや、適切なポジショニングが取れない場合、後のプレーの難易度が上がり、ミスも起こりやすくなります。
なので、子どもたちのプレーをみるときには、目に見えやすい優れている能力に目を向けるとことも大事にすると同時に、目に見えづらい優れている能力にも目を向けることも大事にしています。