チームにいてくれたら助かる選手

サッカーにおいて、華麗なフェイントで相手をかわす技術、相手が2〜3人ボールを奪いにきても奪われない技術、相手を置き去りにするスピード、豪快なシュートのように、一目でそのすごさが分かる選手がチームいると頼もしいです。

しかし、もう一つ違う視点でプレーをみると、すごいと思えるプレーをみる視点が増え、サッカーをみるときの楽しみが増えると思います。

そのプレーとは危険察知能力のすごい選手です。

  • 味方がドリブルで抜かれたと思った瞬間、さっと前に現れ立ちふさがる!
  • 決定的なスルーパスを出されそうな場面で、パスコースをさっと防ぎパスを通させない!
  • シュートを打たれそうな場面でボールに飛び込みシュートブロックに入る!

守備のときに相手の攻撃のチャンスの芽を摘み取り、ピンチを防ぐ能力が優れている選手です。

なんとなく見ていては一見わかりませんが、そのようなプレーができる選手は、常に相手の動きとボールの行方を視野に入れ、相手のドリブルやパスなどボールが動くたびに、その状況の変化に合わせて前後左右に細かく動いています。

距離にしてわずか1メートルから3メートルといった小さな動きを連続しています。

自分の近くにボールが来てから動いても変わらないと思う距離ですが、実はその1メートルから3メートルという小さな距離を動き続けことでピンチを防ぐことができているのです。

それは日頃の練習で、一つひとつのプレーに神経を集中させて取り組む姿勢から身に付いてくるものです。

「ここで取れる」「ここに来るだろうな」という感覚が磨かれていく。

その練習姿勢があるからこそ、「ここで取れる」「ここに来るだろうな」という感覚が磨かれていき、試合でも偶然ではなく狙い通りにボールを奪うプレーを発揮することできる選手となり、「チームにいてくれて助かる選手」になる。

そういう選手がいるから、チーム全体が積極的に前へ前へとボールを奪いにも行ける。

相手の攻撃の場面で、誰が最後の最後に相手の攻撃の芽を摘み取っているのか注目してサッカーを見てみると、華麗なプレーとは違った、すごいと思えるプレーをみる楽しみが増えると思います!

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