先日の保育園の運動あそびの時間は、近くの公園に行きサッカーの試合をしました。
- 手ではボールをさわらないこと!
- サッカーの目的はゴールを決めること、ゴールを守ること!
- そして、一生懸命頑張ること!
それだけを伝え試合をスタートしていきました。
それから休憩を入れながら試合を繰り返していると。
何やら休憩時間に子どもたちが円になって何かを話している様子があったので、子どもたちの近くにより様子を覗いて見ると。
「ボールをもったら、ゴール前にパスするからゴール前でまってて!」
「じゃあ、ゴール前でまってるから、パスしてよ!」
「それと、みんながボールに近づかないように、ボールから離れないと!」
「あと、サッカーの目的のゴールを決めることを意識してよ!」
と、どうやら子どもたち同士で作戦会議を行なっていました。
そして実際に作戦会議をした後の子どもたちの立ち位置が、コートを広く使うような立ち位置に変わった時には驚きました。
しかしながらほとんどの場合、広がってもパスもつながらないし、プレーを続けていると、またみんながみるみるボールに集まり出し、団子状態になり子どもたちの思い通りにはいきませでした。
しかし、それでいいと思っています。
作戦会議をして、戦い。
そして勝つ・負けるという経験を積んで、子どもたちは少しずつ成長していくのだと思います。
また何度かは、作戦通りに上手くいく瞬間もあります。
そいうときに、すかさず「今の作戦で話していた通りのプレーでチャンスになったね!」と声をかけて上げると、子どもたちも作戦を立てて上手くいった喜びを感じることができます。
また、それが上手くいなくても、否定せず「この作戦も良いけど、こうするともっといいかもね!」と声をかけて上げると気持ちを前向きにプレーを続けることができます。
そして試合が終わった後に、こういう作戦を立ててたけどどうだった?と聞いて見ると。
「これは上手くいった!」
「これは出来なかった。」
「作戦のこと忘れてた!」
と、なかには自分のプレーに必死になって作戦のことを忘れてしまう子もいたりしますが。
試合中でも休憩時間でも試合が終わった後でも、またみんなで振り返る時間を作ることが大切なんだと思います。
作戦会議をして、試合中にも確認して、休憩時間にも確認して、最後に振り返りと言う流れをを繰り返しながら、そのうち活動以外の時間で作戦を考えてくる子がでてきて、「こういう作戦を考えてきたよ!」と子どもたちからあったら、それはとても嬉しいことです。
そして、あるゆる場面で、計画を立てたり、それを仲間に伝えたり、計画を振り返ったりする力を身につけることができたら、さらに嬉しいことです。