見守ることで連鎖する成長

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知念 悟

 

サッカースクールや園で行う幼児体育指導には、当たり前なのですが活動時間というものが設けられています。

サッカースクールなら幼児クラスが45分。

小学生クラスが1時間半。

園での体育指導であれば30分〜60分など、園によって時間は違いますが指導ができる時間は決まっています。

 

 

その中で、僕たちサンビスカスのスタッフは「こどもたちにこの動きを身につけられるようになって欲しい!」と考えてメニューを構成していきます。

 

 

ですが、指導者の気持ちが先走ってしまうと、

 

 

「早く並んでー!。」

「コーチの話はお喋りしないで聞いて欲しいな!」

 

 

早く次のメニューに移りたいという気持ちが先走ってしまい、つい子どもたちを急かすような声かけをしてしまうことがあります。

 

 

限られた時間の中で、

 

子どもたちにたくさんの運動をして欲しい!

サッカーを通して楽しい時間を届けたい!

 

そんな気持ちが言葉に乗っかってしまい急かすような声かけに変わってしまいます。

 

その一方で、

 

・ダラダラとしていて並ぶのが遅い。

・コーチが練習メニューの方法について話しているのにお喋りを止めない。

 

そういった態度を正すこともコーチの役割のひとつなので、急かすような声かけではありますが、注意をすることについては間違っていないと考えていました。

 

 

ただ、先日行われたサンビスカス現場コーチによるチームミーティングによって僕の考えを改める機会になりました。

 

月に一度の現場コーチによるチームミーティングで、あるコーチが「見守ること」を意識していると報告をしてくれました。

 

例えば、集合に遅いことに対してでも、子どもたちが何をしているから遅いのか?その様子を見るようにしている。待っていた理由を聞くと集合に遅いことに対しての考えが変わった。

 

 

この報告を聞いて、「なるほど!」と思いスクールや保育園での指導に僕自身も取り入れてみると、ある変化が起こり新しい気づきがありました!

 

グッと言葉を飲み込んでみた!

いつもなら「早く集合しよー!」や「お喋りしないでコーチの話をきいてください!」とつい言ってしまうところを、グッと言葉を飲み込んでみました。

 

 

すると、「なんでコーチは黙っているんだろう?」と考える子が出てくるようになり、他の子に対してコーチの話を聞いて!と教えてくれるようになりました。

 

遅れてきた子に対して、「集合が遅かったのはどうしたの?」と聞いてみると、

 

「お友だちと遊んでお水飲むのが遅かったから。」

 

その子の行動を一緒に振り返ることで繰り返さないような意識づけをすることができました。

 

もしかしたら、練習を見ている方からすると、

 

「コーチが早く注意をして練習をもっとたくさんさせて欲しい。」

 

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

ただ見守ることを続けていく中で、このように考えられるようにもなりました。

 

コーチはなんで黙っているのだろう?と子ども自身で考えることに繋がる

集合する時間やお喋りの時間じゃないことに気づけるようになる

気づけた子が他の子にも教えてくれるようになった

その考えが周りに連鎖されていく

それ以外の場面でも自分で考えて気づける子が増えてきた。

 

 

 

結果的に、スクールや園での体育指導の時間にメリハリが生まれ、以前よりも運動の質も運動時間も増えてきたように感じます。

 

 

そして、見守ることで連鎖する成長は練習メニューの中でも見られるようになりました。

 

ある日のサッカースクールで、離れた距離でパスされたボールをダイレクトで蹴ってふわりと浮かせてキャッチできるかという高学年と低学年をペアで組んだメニューでした。

 

 

ボールを強く蹴ることやボールを当てる足の角度などを身につけていくのですが、まだ筋肉量が足りない低学年の子どもたちは苦戦をしていました。

 

 

いつもならすぐアドバイスを送っているところを「どのようにその子は難しいことに対して取り組むのか?」その姿を見守ることにしました。

 

そのとき、

 

ある低学年の子が高学年のペアのお兄ちゃんのところに行き、「どのように蹴っているのか?」と聞きに行ったのです。

 

 

僕が、すぐアドバイスを送っていたらきっと訪れることがなかった未来です。

 

 

見守ることで、低学年の男の子は上手い人にわからないことを聞きに行く勇気と高学年の男の子は自分の考えを自分以外に伝える工夫。

 

この2つの成長の機会が生まれたのです。

 

 

先生やコーチという仕事をしていると「教える」ことが仕事のように思ってしまうことがあります。

 

ですが、今回の体験で、子どもたちに気づきや反省、勇気に挑戦、楽しいや悔しいといった「様々な気づきを与える」ことが求められていることだと思いました。

 

 

その気づきを与えるために必要なことが、言葉なのか、態度なのか、環境なのかを見極めて用意することが大切だと感じました。

 

 

その見極めが難しいのですが、僕自身も成功と失敗を重ねながら成長していけたらと思います。

 

 

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